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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
435
:
◆2dC8hbcvNA
:2006/08/20(日) 19:03:20
子どもは早く寝なきゃいけないんだ」
「うん」
「もうちょっと大きくなったら嫌でも眠れなくなるから」
「うん」
「そのときまで、待とうよ」
返事は無くなり頷くだけになった。空間が流れ落ちていつもの家が戻ってくる。設楽だけが辺り
を見回し、娘は囚われた目をこすった。眠たいのだろう。
ふらふら歩く娘が夜の夢に消えるまえに振り返った。大人にしては幼い驚き顔でいた設楽は表情
を正した。娘は呟く。
「石は?」
「ん、ああ、ここにあるよ。ほら」
「たいせつにしないといけないんだよ」
「……え?」
「そんな気がするの」
立ち尽くす設楽を放って娘は消えていく。家事を終えた妻が設楽のいる部屋に入ってくる。我を
取り戻した設楽は石をポケットに入れ直した。どうでもいい存在ではあったが、ひょっとしたら何
かあるのかもしれない。はぐらかされたから日村以外の誰かに尋ねてみようか、小さく頭に留めた。
前日に入念な打ち合わせをしたおかげでネタ番組は上手く行った。打ち上げの準備があるらしく
暇が出来る。日村は不在だ、ぶらつくついでに誰かに石について尋ねることにした。
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