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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
43
:
“Black Coral & White Coral” </b><font color=#FF0000>(t663D/rE)</font><b>
:2005/02/02(水) 03:27:34
「アレ、やるぞ。良司。」
「でも、そうしたら俺ら・・・・・・」
そのまま島田から磯山の方へ向き直り、野村が告げる言葉に磯山は一瞬戸惑った。
「・・・ぶっ倒れる前に仙豆舐めときゃお前だけは動けるだろ?」
俺ら2人とも動けなくなるぞ、と続けようとする前に野村が即座に言い放った一言
そして磯山の手にある飴玉に向けられた視線から、彼の考えはうっすらと伝わっては来るけれど。
「変身さえ解けなければ、俺の盾はまだ使える。」
それを掴んで突っ込んで、お前がワンパン決めればこっちの勝ちだ。
重ねて告げる野村に、磯山は今度は頷いて返す。
「・・・・・・わかった。」
小沢と島田を庇うように前に歩みでて、差し出された野村の手に磯山が己の手を重ねると、
2つのバイオレット・サファイアが触れ合い、光と高音を発して共鳴する。
もちろん、石の力を発動させて何かを成そうという2人を赤岡が放って置くはずもない。
闇の中でチカッと黒珊瑚が輝けば廃材が4つ5つと4人の方へ飛びだしてくる。
しかし。
「スーパーボールっ!」
今は防御の事など何も考えず、磯山と野村は声を重ねた。
2つの石から眩い光が放たれたかと思うと、赤岡の頭上数mの辺りに紫色の淡い幕が掛かる。
いや、それは幕ではない。
それは、紫色の光を纏った無数の小さな球状の物体。
それらが一斉に重力に引かれる以上のスピードで赤岡目掛けて降り注ぐ様は流星雨か、はたまた何かの
バラエティ番組での罰ゲームか。
「・・・・・・くっ!」
紫の光を纏ったスーパーボールが一つ二つ命中するだけなら、さほど痛くも痒くもない。
けれど、それが何十個、いや、何百個というレベルで降り注いでくるとなれば
さすがに赤岡も顔面に直撃しないよう腕で庇いながら、その右手に握りしめられている虫入り琥珀を煌めかせる。
途端に漆黒の稲光が赤岡を護るようにバリア状に展開し、石の力と石の力が激突して眩い火花が周囲に散った。
「・・・・・・・・・・・・。」
井戸田が到着しない以上、今、この現状を打破するには島田の考えに乗るしかないのだろうか。
他の選択肢がないかどうか、なおも小沢は考えるけれど。
黒珊瑚と虫入り琥珀を操る赤岡を相手に、消極的な策を取っている余裕もなければ
こうして赤岡の意識を引きつけている江戸むらさきの2人の努力を無駄にしたくなくて。
「君はもともと大空にいたんだろ・・・飛ぶ事を忘れた僕の天使!」
小沢はアパタイトを輝かせ、指を鳴らす。
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