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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

374 ◆y6ECaJm4uo:2006/02/03(金) 22:43:59
井戸田が小沢の横を通り過ぎた時、こっそりと声をかけた。
(おざ―さん。ちょっと。)
(…ン。)
小沢は後輩達にちょっとゴメンね、と席をはずした。



「―−川島君の、様子がおかしい。…正しくは、黒水晶の、だけど。」
「…ウン。何となく、気付いてたよ。」
「光が、いつもより鈍いんだ。…黒の、石みたいで。」
「―!まさか…?!」
「いや、川島君に限ってそれはないよ。」

沈黙が流れる。ギィ、と扉が開く鈍い音がする。
そこにいたのは今、会話の主役となっていた川島の相方。
田村裕、だった。

「…?どないしたんです「田村君!」
「、っちょ、何なんですか?どないしたんです?!」
「…川島君の様子がおかしいんだけど。何か気付いたことはない?」
「え…。…!」

まさか、と言った田村の表情。
小沢と井戸田は顔を見合わせ、田村に問い詰める。

「…心当たり、あるんなら教えてくれないかな?」
「川島君の為なんだ。」
「―…。実は、」




ガシャァァァァン!!




『?!』
「ッ、行こう、潤!田村君!」
「はい!」
「オウッ!」

井戸田は、自分を恨んだ。
普段の自分では全く使えないカンが、まさか、
こんな時に当たってしまうなんて。
唇を軽く噛んだ。


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