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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

373 ◆y6ECaJm4uo:2006/02/03(金) 22:32:47
了解。遅くなってすまん。軽いと言うか、ちょっとシリアスな番外編、みたいな。

「―−君ッ!!何やってんの?!」
おざ―さん?何で泣いてるの?
「やめぇやっ!やめてくれッ!!」
何で、喚いてるの?
「なぁ、どうしたんだよッ!!」
俺…何で怒鳴ってるんだ?

「川島君ッ!!」

【 夢 】

嫌な夢だった。夢から目覚めた俺は、嫌な汗で体中べたべただった。
気色の悪い感触。奥さんが大丈夫?と声をかけてくる。俺はニコ、と微笑む。
石を見た。妙に禍禍しく光っている。まるで―−今の夢が―…。

―――真実となる、ようで。


今日は笑金の収録があった。笑金の特徴と言えば、休憩時間が長いこと。
芸人達は雑談をしたり、クイズを出し合ったり、それぞれ楽しい時間をすごしていた。
ふと、井戸田は楽屋の端を見ると、川島が一人、目を瞑って座っていた。
井戸田は今日、見た夢のこともあり、妙に気になって声をかけにいく。
「どしたの?」
「…潤さん。いや、別に何もないですよ。…ただ、頭痛がちょっと。」
「そうなの?大丈夫?…何かあったの?」
川島は一瞬、ドキッとした。それは、井戸田の言葉に心当たりがあったからだ。
―−2丁拳銃の、襲撃。その日から頭痛が度々あった。そして途切れ途切れに聞こえるのだ。
あの日、聞いた声だ。黒く淀んで、…まるで、人の悪意によく似た。
「…君?川島、君?」
「、ぁ、ハイ。大丈夫です。…スンマセン、ちょぉ、放っておいて貰えませんか?」
「…。ン。わかった。無理、しないでね。」
川島は軽く礼をした。そして井戸田は見逃さなかった。
…黒水晶が見せた、酷く禍禍しい光を。


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