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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

325名無しさん:2005/11/13(日) 16:54:16
「ふん、……でもやっぱそうかもな。黒は何時も優勢な立場から襲ってくる。例えば一人になった時とか…」
板倉は落ち着きを取り戻し、呟いた。
「よっぽど作戦たてるのが出来る奴が居るんだろうなあ」
と、川島が言った。
「そいつが誰だか知ってるか?…渡部、お前なら分かるだろ」
「え?はい、まあ……」
気が進まないと言った風にもとれるその態度に、周りの芸人は業を煮やす。
「言いにくいんですけど…」
「今更言いにくいもクソもねーだろ、で誰なんだ?」
渡部は少しだけ戸惑いながら言った。

「設楽さんと小林さんみたいです」
えっ、と声を上げたのは矢作だった。困惑した表情を浮かべる。すかさず小木が大丈夫?と声を掛けた。
矢作には信じられなかった。
まさかあの二人が…。

「日村さんと、…えーと…モジャモジャの人は?」
「あの二人は違うみたい…でも何かあってら相方の方に付くんじゃないかな」
そんなもんなのか、と川島は思った。思えばずっとピンでやって来たもんだから、コンビの事情なんて分からない。
とにかく此処にいる芸人たちの様子を見る限り、今の所力の大きさは黒の方があるようだ。
それほど設楽と小林の存在は大きい物なのだ。

「矢作さん、大丈夫ですって!あーの…えっと、まあ大丈夫です!だいじょーぶ!」
一体何が大丈夫なのか意味が分からないが、柴田は必死に言葉を絞り出して矢作を励ました。首から提げたファイアオパールが淡く光り、矢作は「ははは…凄っげえうるさいよぉ、柴田君」と緩く笑って顔を上げた。


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