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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
23
:
19
:2005/01/16(日) 03:16
ただ逃げながら、小沢はふと今日は何曜日かが気になった。
どうでも良い事ではあったが、そんなことでも考えないと足がもつれて転んでしまいそうだったのだ。
後ろは振り返らなかったが、男が付いて来ているのだけは分かる。
(石をかざさないと攻撃はできない。だから追いかけてきているうちは安全)
考えながら小沢は目を付けた脇道に入る。
路地裏のため道が狭かったので置いてあったどこかの料理店のゴミ箱を蹴飛ばすが、
あいにくそれに構ってる暇はなかった。
闇雲に迷路のような路地裏を走るが、行き止まりに当たり否応なく立ち止まる。
ビルの壁を前にしながら、小沢は息を整える。
小沢の入った路地が行き止まりと知っているのかどうやら男は歩いているようだ。
大きな通りから離れているせいか辺りはやけに静かで、小沢の息継ぎと男のゆっくりとした不気味な甲高い靴音だけがやけに大きく響く。(落ち着け、落ち着け)小沢はひとつ深呼吸をすると靴音がする方へと振り向き、ポケットの中のアパタイトを握り締める。
男が小沢の視界に入り、再び二人は向かい合った。間髪入れず小沢は叫ぶ。
「いるんだよ、俺の心の中に君がさ!」
指を鳴らしながら、男に向かって走りだす。
「残念、行き止まりですね」
しかし男は向かってくる小沢に怯んだ様子も見せない。
「日陰に入ったから、光が集めにくいって思ってます?」
男はポーズだけは残念そうにつぶやいた。
「小沢さんは気付いてないようですが…」
男は先ほどの小さな公園でしたのと同じように自分の眼前に石をかざす。
「この石、光を貯めておくことができるんですよ」
男の台詞と同時に光の矢が放出される。
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