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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
144
:
91 </b><font color=#FF0000>(ZTKv6W9M)</font><b>
:2005/03/17(木) 01:01:27
「休憩入りまーす。」
スタッフの声がスタジオに響いた。
結局児嶋も渡部もブーメランをキャッチすることはできなかった。
キャッチできたのはジュースの賭けを言い出したベテラン芸人だけだったのだ。
「意外と難しかったな。」
話しかける渡部を「ちょっと待って」とさえぎって児嶋はスタジオの真ん中に歩き出した。
『たしかこのあたりだったはず…』
姿勢を低くして探していると視界の端に何かキラリと光るものが入った。
屈んで拾い上げたそれは透明な石だった。見えにくいはずだ。
よく見ると中に針のように細い金色のかけらがいくつもきらめいている。
石を観察する児嶋にいつの間にかそばに来ていた渡部が言う。
「その石、力持ってるぞ。」
「え?」驚く児嶋の手を石が通り抜けた。すかさず渡部が石を受け止める。
「サンキュ。…ったくこの力便利なんだか不便なんだか。」
児嶋はぶつぶつ文句を言った。
「まだ目覚めてはいないな。この石どうしたんだ?」
渡部は石をあちこち透かして見ながら児嶋に尋ねた。
「石井君が落としてったんだ。」
「石井君か。まさか黒じゃないよなあ。」
石井とはボキャブラ以来の知り合いだがあまり話をしたことはない。
テレビでは真面目キャラが浸透しているが
素の石井のことをほとんど知らないことに二人は気づいた。
もし彼が黒に取り込まれるような人間なら石を返すことは自分たちの首を絞めることになる。
判断に迷っていたその時
「あ、それ僕のです。拾ってくださってありがとうございました。」
後ろから石井の声がした。
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