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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
143
:
91 </b><font color=#FF0000>(ZTKv6W9M)</font><b>
:2005/03/17(木) 01:00:12
わいわいとスタジオで作業をしているオレンジ色の制服の集団の中にアンジャッシュはいた。
「それではこの紙を重ねて切れ目を入れてくださーい。」
女子アナが出演者に指示を出している。
今日の企画は「ペーパーブーメランを作って飛ばしてみよう」だ。
『地味な番組だよなあ』と児嶋は思う。当然視聴率もいま一つだった。
でもこの番組の雰囲気は彼にとっては居心地の悪いものではなかった。
若手のひしめき合う他の番組では無理にでもテンションを上げていかなければならないが
ここにいる若手はアンジャッシュのほかはアリtoキリギリスの石井だけである。
石井も積極的に前に出ようとするタイプではないので向こうもずいぶん楽だったに違いない。
ゲストの講師の指導でブーメランを作り終え、実際に飛ばしてみることになったとき
あるベテラン芸人が突然
「戻ってきたのを取れなかった奴はみんなにジュースをおごる!」
と言い出した。
珍しく盛り上がるスタジオ。
渡部も「いいですよ!」と俄然やる気を出している。
「では、最初は石井隊員からお願いします。」
アナウンサーの指示に従い石井が前に進み出た。
だが石井の手を離れたブーメランは遥か頭上を通過していく。
精一杯のジャンプも全く意味がなく、石井はバランスを崩して膝をついた。
その拍子に石井のポケットから何かがこぼれ落ちた。
「あー、残念。」「身長が足りない!」
ドッと沸くスタジオの中で「それ」に気づいたのは児嶋だけだった。
『なんだろう、あれ』
目を凝らしてみてもよく見えない。
気がつくと既に渡部の番になっていた。児嶋はこの次だ。
「それ」について考えるのは後回しにして児嶋は収録の方に気持ちを切り替えた。
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