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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
138
:
oct </b><font color=#FF0000>(dkDoE4AQ)</font><b>
:2005/03/13(日) 02:14:19
一方その頃、大村は目の前の相手を値踏みするような目で見ていた。
それからおもむろに口を開く。
「…白ですか、黒ですか」
「え?」
問われた相手は一瞬呆けたように間を置いて、それから、
「あぁ!俺?俺ね?俺、俺、白よ。白」
ほらこんな感じ、と言いながら、男は自分の白いネクタイを指して見
せた。その物にまったく説得力はないはずだが、そんな無邪気ともとれ
る仕種で、そのバックに居るのが『白』のユニットであることが信じら
れてしまう…ような気もする。
アンタッチャブルの山崎はそんな印象の男だ。
ただし、なぜトータルテンボスがやっているバンドのライブハウスに
山崎がいるのか。…ファンとして?顔見知りとして?…それほど暇な身
でもないだろう。
山崎は何が楽しいのか(もしくは地顔と言うべきなのか)ニコニコと
相好を崩したまま。
「でもさ、大村くん、正直、俺が白でも黒でもどっちでもいいでしょ」
「…どうしてそう思うんですか?」
「まぁこれは俺が勝手に思ってるだけだけどさ。白サイドの人ってのは、
俺が敵かどうかを確かめたくて『黒か?』って訊いてくることが多くっ
てぇ。で、黒の側の人間は自分の味方かを確認したくて『黒か?』って
訊いてくる。どっちでもいいやーって人が『白?黒?』って訊いてくる
ことが多いぃの」
納得できるようなできないような、そんな自説を披露して、山崎は爽
やか満面にニッコリと笑った。
「…『おまえは白か?』って訊く人もいるんじゃないんですか」
「いるね」
「そういう人は?」
「うーん…黒から改心した人か、芸人辞めた人か?…もしくは、どっち
かをスパイしてる人」
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