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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】

98黄昏の翠玉 ◆jReFkq.CTY:2005/08/21(日) 23:39:50
「黒に入りませんか?」
ある日、『黒のユニット』と名乗る若手(名前も知らない男だった)に呼び出された。
「…どうして」
「中立でいたってどうしようもないでしょう。どっちかに付いた方が楽ですよ?」
男は笑みを浮かべ、石を手の中で転がしながら言う。
ポケットの中の石が、熱くなった気がした。ヒロシは、それを握りしめながら昨日の事を思い出していた。


コツン。
「……ん?」

道を歩いていたら靴に何かが当たった。何だろう?と下を見ると、綺麗な石が転がっていた。
(宝石?)
拾って眺めてみると淡い黄緑色が煌めいた。石が手に馴染むような妙な感覚がした。
ふと、ある考えが浮かんだ。ひょっとして、これ、噂の…
(あの『石』か?)


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