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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】
701
:
名無しさん
:2013/08/27(火) 20:02:49
「ブルースウィートハート」
その夜、小沢は夢を見ていた。
彼は緑がかった青い光に満たされた空間にいて、そこで何かが語りかけてくる。
その声は、穏やかで優しい女性の声だった。
”お願い、私に力を貸して。今、石を濁らせそれを手にした人を狂わせる、『黒い力』が
動き出している…それを食い止めなければならないの”
「黒い力?」
”そう、その力は石の力を暴走させ、その持ち主の心を歪ませ狂わせる恐ろしい力。
ここで食い止めなければ、多くの石や人たちが傷つき苦しむ事になるわ。私はその黒い力
から他の石たちや人々を守りたい。そのためにはあなたの協力が必要なの”
「俺の?」
”私の力を使って、黒い力に呑まれた石たちと人々を助けてあげて。あなたならきっとできるわ…
優しく強い心を持ったあなたなら、必ず”
「え、ちょっと待って!あなたは一体…」
”これだけは忘れないで。私はいつもあなたのそばにいるから…”
ふと目が覚めると、そこは自室のベッドの中。いつも通りの静かな朝だった。
「なんか妙な夢だったな…黒い力とかなんとか」
起き上がって何気なく枕元に目を向けると、そこに置かれたアパタイトは朝日の光を受けて
キラキラと光り輝いている。それを見て、先ほどの夢の事に思い至る。
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