[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】
699
:
名無しさん
:2013/08/16(金) 16:07:30
聞いた所では、その若手は最近石を手にしたばかりで、能力についてもハッキリとは把握
できていないらしい。2つのユニットの事や小沢の立場も、話として聞いていたという。
「なるほどね…でも、黒の奴らがお前を襲ったという事は、その石が強い力を持ってるか
黒が『役に立つ』と見たって事だ。黒の奴らはあの手この手で勢力を広げようとしてる…
今黒に属してる人の中には、脅されたり騙されたり、無理矢理黒い欠片を飲まされたりして
引き込まれた人もいっぱいいるんだ。それでたくさんの人が辛い目に遭ってる…」
小沢は悲しげに語る。
「だから俺は白の先頭に立って黒の奴らと戦ってるんだ。黒の犠牲者を、石のせいで苦しむ
人を、これ以上増やさないために。そして俺の石もそう願ってる」
「……」
「俺としてはできる限り助けてあげたいけど、手が回らない事だってあるし、だから自分自身
でもこれから黒の奴らには気をつけてほしいんだ。わかった?」
「はい…」
「じゃ、俺はこれで。そんな事よりパーティ抜け出さない?」
その言葉と指を鳴らす音を残し、小沢の姿は青緑の光と共に消える。小沢が去った後の
玄関前の空間を、その若手はしばらくの間何か考え込むような顔で眺めるのだった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板