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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】

687眠り犬 ◆XU22gipAH.:2013/04/10(水) 20:13:16
 大地の口から、高野と松田が予想もしない――いや、本当は予想していたのかもしれない――台詞が発せられる。

「なあ。二人とも、『黒のユニット』に入ってくれないか?」

 『黒』の芸人らしくない、頼りになりそうな、明るい微笑みを、大地は携えていた。
「強力な石をコントロールして、なおかつ、『白』にその石が封印されることを防ぐためにさ!」
 今日の戦いは、スペサルタイトとデマントイドの力を測るために仕掛けられたのだろうか。
想定されていたのか否かは分からないが、どちらの石も、通常時を超える能力を発現した。
「俺達も、東京ダイナマイトが仲間になってくれると心強いしな!」
 大地の言葉に大谷が付け加えると、そこに土田もわざとらしく一言付け加えた。
「あー、『黒』に入ってくれたら、あいつの大怪我はウチの奴に治させるから」
 暫しの沈黙の後、高野と松田は目と目を合わせて、お互いの意志を確認し合う。

「俺は二郎ちゃんについてくよ」
「ま、ヒール役も悪くねえかな」

 そう。どこに属していようが、彼らは何も変わらない。


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