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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】
662
:
青い石の魔法使い
:2013/03/17(日) 14:48:10
「おおお !? 」
「何これ !? 何これ !? 」
続けてまた少し考え込んだ後、小沢が目をつけたのはテーブルの隅に置かれた灰皿。それに向けて
「君を手に入れる事によって一生分の運を使ってしまったんだから!」と一言発しつつ指を鳴らすと、
灰皿は青緑色の輝きに包まれてその場から消え、次の瞬間には小沢の手元にあった。
「うわ !? 」
また驚きの声を上げる井戸田の隣で、小沢は手の中の石と井戸田の顔を何度も交互に見ながら言う。
「ねえねえ潤、すごいよこれ!俺魔法使いになっちゃったかも !? この石のおかげで!」
その時の小沢の表情は、目を輝かせ無邪気な子供がはしゃぐようだった。
どうやらこの青い石には、口にした言葉を何らかの形で具現化させる力があるようなのだ。
「ああ、小沢さんそういうの好きだからねー。魔法とかファンタジーとか」
苦笑いを浮かべる井戸田の横で、小沢はこの不思議な石を手にしたまま楽しげにはしゃいでいる。
「ああそうだ、はしゃぐのもいいけどネタ合わせ…」
「あ、そうだね忘れてた」
「それと、本番の時はその石、置いてかなきゃな」
「あーそうだ、確かに」
そんな楽しげな会話が繰り広げられる楽屋の光景。
この不思議な石が後に彼ら2人を過酷な戦いに誘う物である事を、彼らはまだ知らない―。
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