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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】

536 ◆UD94TzLZII:2007/02/11(日) 22:08:36
「成功や。」

宇治原は呟いた。

「さすが、宇治原やんな」
「あぁ。あとは、久馬さんを倒してもらうだけや」
「残酷やなぁ、お前は。元コンビ同士で戦わせるなんて」

菅はクスクスと笑った

「・・・・褒め言葉か?」
「当たり前やん」

そして二人で笑った。こんなに楽しいことはないといわんばかりに

「じゃあ、俺らは高みの見物といこか」
「せやな」



「後藤!やめろ!」
「うるさい。・・・お前は敵や。正しいんは、俺らや」
「後藤!」

久馬の石が光を放った

「俺、知ってんねんぞ。お前のその石、単体やと何の意味もないんやってなぁ?」
「くっ・・・・」
「さぁ、おとなしく観念せぇや」

後藤は雷をおこした
そしてそれを久馬に放り投げた

「ぐぁ!」
「痛いやろなぁ・・・。どうや?元仲間から受ける攻撃は?」
「っく・・・」
「もう一発いくで〜」

次々に久馬の身体に雷を放り投げた。その光景を後藤は楽しそうに見つめる
しかし、10発目で雷が落とされようとした時

「・・・・っあ!!」
「・・・あ〜ぁ。よけてもうたか。もうちょっとで黒焦げやったのに」

後藤は至極残念そうな顔をした

「はぁ・・・っ、はぁ・・・っ」
「もー終わりか?久馬?」
「ごと・・・っ」

久馬は立ち上がろうとするが力が入らないようで再び地面に伏した

「ふん。弱いな。」

そう言うと、後藤はその場を去った

「よっしゃ。後藤さんとこ行くで」

二人も後藤の後を追った

「ごとーさん。ぴったりみたいですね。その石。」
「あぁ」
「その調子でほかの人もお願いしますね。こっちは人数増やしときますんで」
「あぁ、次に襲うんは・・・」

後藤は膝から崩れた

「え〜。気失うとるやん」
「・・・使いすぎ、ってとこやな」
「そっか」
「このまま放っとこ。目覚めてこれ見て、また発動するかもしらんしな」
「せやね」

二人はその場を去った





「う・・・。あれ、俺?」

目が覚めた後藤は久馬を探した

「久馬!」

後藤は倒れている久馬を見て悟った、自分がやったのだと。

「ごめん、でもお前を助ける為や。」
「ご・・・と?」
「きっとほかの仲間も持ってんのやろ?」
「ち・・・が」
「お前の石は俺が持ってる。」

後藤は久馬の手から石を取り出した。なんだか、酷く熱くて火傷しそうだ。

「・・・俺が救ったるから」

こうして、後藤は間違った正義へ一歩を進めた


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