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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】
51
:
[title] アウトレットシアター
◆EI0jXP4Qlc
:2005/06/22(水) 23:30:27
「おいおい、こわーいお兄さんたちにダメだしされっぞ。ただでさえ、……演出には厳しいんだから」
ここで俺も客席を見た。やっぱり、知っている顔だった。
……設楽統と小林賢太郎。間違いない。薄気味悪い笑みを浮かべているのが設楽、さっきからずっと下を向いているのが小林。
はっきり言って、怖い。
「いやいや、とんでもないですよ」
そう言ったのは、設楽だった。小林は何も言わない。太田さんは言う。
「でもさぁ、不自然だよね。っていうか、レア? バナナマンとラーメンズの脚本担当が、俺たちの舞台を見に来ているっていうんだからね」
そして、続けてこういう。
「絶対、何かたくらんでんだ。うん、だって、「黒い人」らはいっつもそうだ」
「僕らのことを知っててくれてるんですね。嬉しいですよ。そしてやっぱり『勘が鋭い』ですね」
設楽は心底感嘆したように、そう言った。
「だろう?!」
太田さんはまんざらでもないといわんばかりに頷く。俺はそんな相方を小突いた。
「お前、そんな余裕ぶっこいてられんのか」
小声でそう忠告するも、
「んーん、あんまり」
太田さんは未だにヘラヘラしている。俺は溜息をついた。
「だって、あの二人、黒いほうの偉いほうだろ?」
我ながら馬鹿な尋ね方だ。
「田中さん、やっぱりご存知なんですね」
設楽はまたもや会話に入ってきた。どうやら、事を早く運びたいようだ。彼は時々隣の小林の様子を確認する。小林はまだ何かを書
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