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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】

498元金持ちピン芸人の話:2006/08/11(金) 11:12:31
ここはbaseよしもと
「そんじゃ、先輩方。お疲れ様でしたー」
baseよしもとのピン芸人、中山功太はそう言うと建物を出た。

「あー、疲れたわー。さっさと家帰りたい」
ブツブツ言いながら歩いていく彼の後ろに一つの影が近づいていく

「あの、」
「うわっ!びっくりしたわー。何?」
声をかけてきたのは名もよく知らない若手芸人だった。

その芸人は中山の目をじっと見つめながらボソリとつぶやいた。

「…あなたはどっちなんですか?」

前にもこんなことがあったのでちょっと嫌な予感がした。

まったく物騒な世の中になったもんやな。
このお笑いの世界はどうなってしもうたんや。

「別にどっちでもええわ。どっちもあんまり変わらんやろ」
「僕にとっては重要なことなんですよ。石を奪っていいのか悪いのかわからないでしょう?」
「お前も石目当てか」
「そうですよ」
「別に俺はこの石、守る必要ないねん」
「じゃ、大人しく渡していただけませんか」
「でもなー、石の力借りてまで有名になろうとしてるお前らに腹立つねん」
「…じゃあ、力づくで取らせて頂きます」
「やる気マンマンか…!」
うわ、めんどくさいわー。っていうかこの状況でこんなん考える自分サイコー。

「僕の能力、教えましょうか?」
そう言った途端にその若手の手のひらの石が輝き、
足元に何かが集まってきた。
その集まってきた何かはー
虫。
さまざまな種類の虫がぞわぞわと集まっていた。
女の子ならとっくの昔に悲鳴をあげていただろう。

「さあ、虫たち!行け!!」
足元に群がっていた虫たちは若手の指示を聞くやいなや一斉に中山へ向かってきた。

「…しゃあないな…」
マジで、こんな戦いに意味あんのか。


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