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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】
28
:
ジーク
◆e1pN4M1XZc
:2005/06/04(土) 00:09:21
「………俺は、白側についた方がエエと思う。」「…………」
テンションはどん底まで落ちてはいるものの、慎重に言葉を選びつつ自分の考えを打ち明ける。
「正直…俺らだけで動くんも限界に近付いてきとる、黒の奴らの襲撃も多くなっとるしな。」
確かにここ最近の黒の奴らの襲撃回数が増加してきてるんは事実やった。
「だから白側に付くと……」
「このまま…みすみす奴らに石を持って行かれたないやろ?」
そんな事は分かってる、分かってはいるが………
「白い奴らだって分からんやろ。」
「俺達の危ない所を助けてくれたのにか?!」
「石目当てで助けてくれたんかも知れないで?」「…………」
まだ人づてに聞く話や自分で得た情報からじゃ、ハッキリ言って決めかねる………
「とりあえず帰るわ、今日は流石に奴らも来ぃへんやろしな。」
「……………」
「今後の事はまた次の時にでも話そうや。今日はお互い力使い過ぎてヘトヘトやからな。」
「……………」
「……じゃあな。」
俺はカフェに藤原一人残し家路に着いた。
「こんなけったくそ悪い争い……さっさと終らせな……」
蕀の道でも俺達は俺達のやり方でいったんねん!
「今のままじゃアカンねん………井本、きっと近いうちままならん事態来る筈や……」
藤原の呟きは暫く後、現実となる。
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