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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】

210[タイトル未定−8] ◆yPCidWtUuM:2005/11/18(金) 04:23:30
「俺も松田さんとぶつかった後の記憶がないんです」
「ああ、気絶しとったからやろ」
「俺もこの石、拾った後の記憶がないわ…マグロになったのは確かやねん」
「は?マグロ?」
「うん、何かな、マグロやらなあかん気がして、滑ってったんよ、そしたら二郎ちゃんとこ着いて…そうや、二郎ちゃんの
 石の力、多分俺の石ん中に凍ってる」
「二郎の力?」
「この石、きっとそういう力があんねん」
「…」


しんみりと井上の手の上の金の粒を皆が見つめる中、有田の弱々しい声が聞こえてくる。


「う…えだ…、し、し…ぬ…」
「…っ、すまん有田!」


…石に気を取られて力の調節を忘れていたらしい上田の腕に首をキメられまくっていた有田は、軽く絶命寸前だった。


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