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【添削】小説練習スレッド【キボンヌ】

188[タイトル未定−5] ◆yPCidWtUuM:2005/11/18(金) 04:05:00
あいかわらず単刀直入な有田の質問に、横の上田は苦笑している。
波田は自分のほうをうかがっている河本と井上の様子をそっと確かめながら、さりげなく井上の石の確認を要求した。


「あの、井上さんの石ってのは…」
「井上、見せてみ」
「あ、はい」


井上は手の上に金の粒をのせる。それをのぞき込み、もとより心当たりがなくもなかった波田は、その石に自分の姿が
記憶されていたわけをはっきりと理解した。


「…これ、俺が何日か前に拾おうとしたやつですね」


そう、井上の石は波田があの夜、2番目に拾おうとしたものだったのだ。
だが、その石がなぜ井上のもとに行ったのかまではわからない。


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