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念を使わせてみよう小説スレッド

941:2004/11/24(水) 19:59

「オーケイ分かりました狐さん。
 このタカラギコ、あなたの為に死にましょう」
 僕は勢いよく上着を脱ぎ捨てた。
 断じてこれはやましい気持ちからの行動ではない。
 義を見て動かざるは勇なきなり。
 目の前で人が困っているのを見捨てられるだろうか、いや出来まい。
「ひ、卑怯ですよ、狐さん!!」
「貴様それは駄目だろう!!」
「アッヒャー、キタネエヤロウダ!!」
 しぇりーちゃんが怒鳴った。
「うるせえ僕と狐さんとの一心同体の邪魔すんな」
 消えろ人吊詩絵莉。
 消えろ扶雲一郎。
 消えろ亜火屋寒河。
 ここはお前らの出番じゃない。
「そういう事。
 悔しかったらお前らも捨て駒を連れて来いよ」
 今さりげなく捨て駒とか言われた気がする。
 はは、いやそんな、空耳ですよね狐さん。
「じゃあ少年、後は任せたぞ」
 僕を狐さんの席に座らせ、狐さんは部屋から出て行った。
 ええ?
 任せたって、何を?
「……」
「……」
「……」
「……」
 顔を見合わせる僕達。
 ちょっと待った。
 もしかして、これって…
「僕用事を思い出したんで帰ります」
 僕はすぐに席を立とうとした。
「まあ待ちたまえ」
 フーンさんががっしりと僕の腕を掴む。
「お兄さん言いましたよね、狐さんの為に死ぬって」
「カクゴハデキテルンダロウナ…」
 小動物を前にした肉食獣の笑みを浮かべるしぇりーちゃんとアヒャさん。
 しまった、狐さんに完全に化かされた!
 狐だけに(ここ笑い所)!
「全裸になった人は肛門にネギを刺して裸踊りをするって追加ルールはどうだ?」
「アヒャ、ソリャイイヤ!」
「賛成ですぅ」
 僕の意思を無視して恐ろしい取り決めをする三人。
 この後僕がどうなったのか、それは最早語るまでも無いだろう。


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