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念を使わせてみよう小説スレッド

931:2004/11/24(水) 19:59

「くっくっく。 ついに残り一枚ですね、狐さん」
 しぇりーちゃんが邪悪な笑みを浮かべる。
 狐さんが残すのは、もう肌襦袢一枚のみ。
 次服を脱ぐような事があれば、全裸決定である。
「ケケケ…」
「ふっふっふ」
 アヒャさんとフーンさんも嫌らしい笑みで狐さんを見据えている。
 僕も内心は、狐さんのヌードを今か今かと待ち望んでいた。
「くっ、お前らの好きにさせるかよ!
 おりゃー!」
「ロン、5200」
 フーンさんが手牌を倒した。
「ヤッダーバアーーー!」
 悲鳴を上げて転倒する狐さん。
 やったー!これで全て終わりだ!勝った!第三部完!!

「さて…それでは最後の一枚を脱いで貰いましょうか」
 しぇりーちゃんが狐さんに詰め寄る。
「くッ…」
 後ろずさる狐さん。
 ここでしぇりーちゃん達を殺せば狐さんはこのピンチを脱出出来るし、
 事実それを簡単に実行出来る程の実力があるのだが、狐さんはそれをしなかった。
 ここで暴力に訴えれば、狐さんは己の誇りを失う事になるからだ。
 誇りを失えば、二度と狐さんはしぇりーちゃん達に勝つ事は出来なくなる。
 それは、敗北よりも辛い事だった。

「…少年」
 おもむろに、狐さんは僕に顔を向けた。
「はい、何でしょうか?」
 いいからさっさと脱げよ、あんた。
「俺の代わりに君が脱げ」
 …。
 ……。
 ………。
 今、何と言いましたかこの人は?
「はあ!?
 何で僕がそんな事しなくちゃいけないんです!
 ついに脳味噌の温度が臨界点を超えましたか!?」
 目茶苦茶だ。
 こんな理不尽、許されていい筈が無い。
 正義だ。
 僕は今完全完璧に正義の側にいると宣言出来る。
「俺と君とは一心同体の筈だろ?
 だったら俺の苦難は君の苦難。
 俺が服を脱ぐなら君も脱ぐのが順当だろう」
「何ですかその意味不明な理屈は!?
 大体いつ僕があなたと一心同体になったんです!」
 何を言ってるんだ。
 何を言っているのだこの人は。
 頭がクラクラする。
 誰か僕にバファリンを下さい。
 半分が優しさのあの薬を下さい。
「…あーあ、俺の裸を最初に見せるのは、君って決めていたのに」
 …!?
 今、何とおっしゃりました?
「少年となら、文字通り一心同体になってもいいって思ってたのに」
 一心同体。
 文字通りの。
 つまり、それって…


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