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念を使わせてみよう小説スレッド

901:2004/11/24(水) 19:58

「ん? これは…」
 と、フーンさんがゲーム機の山の中から四角いボードを発掘した。
 あれは…雀卓?
「あ、そんな所にあったんだ。
 一人じゃ麻雀をやる機会なんて無かったから、いつの間にか見失ってたんだよ」
 使わないなら、何でそんな物持ってるんだよ。
「丁度いいや。
 面子も揃ってる事だし、親睦会代わりに麻雀でもするか」
 雀卓を机にセットしながら、狐さんがそう提案する。
「ふむ、悪くはないな」
「アヒャ、オレモサンセイダゼ!」
「私もやりたいです〜」
 フーンさん達も全員賛成する。
 真昼間から麻雀かよ。
 このプータローどもが。
「じゃあ、僕は横で見てますね」
 僕も麻雀のルールくらいは一応知っているのだが、
 何故か嫌な予感がしたので参加しない事にした。
 …そして、この時感じた嫌な予感は見事的中するのだが。

「…ドウセヤルナラ、ダツイマージャンテノハドウダ?」
 牌を手でかき混ぜながら、アヒャさんが恐ろしい言葉を口にした。
 脱衣麻雀!?
 あの、既に伝説の競技となりつつあり、
 ゲームセンターには必ずそれ用のゲーム機体が置かれているあれか!?
 あの禁断の遊戯を、今ここで繰り広げようというのか!?
「うむ、それはいいな」
 即座に賛同するフーンさん。
「ふ、ふざけんな!
 何で俺がそんな事を…」
 当然狐さんは猛烈に反対する。
 僕としては狐さんの服が一枚一枚脱がされていくのを心の底から見たいのだが、
 勿論そんな事を言ったら殺されるぐらいでは済まなそうなので言わない。
「…負けるのが恐いんですか?」
 狐さんを挑発したのはしぇりーちゃんだった。
 いやしぇりーちゃん、君もしかして脱衣麻雀をするつもりなのか!?
 お兄さんとしてはすんげえ嬉しいけど、
 今の児ポ法強化の風潮が強いこの現代社会では下手すればこの小説が終了するぞ!?
「な…!」
 狐さんが言葉を詰まらせた。
「やれやれ、しょうがない。
 タカラギコ君と言ったな、君が代わりに入れ。
 どうやら、外法狐は敵前逃亡するらしいからな」
「アヒャ、トンダコシヌケダゼ!」
 アヒャさんとフーンさんがぼろくそに罵る。
「上等だ!
 お前ら丸裸にして恥ずかしいポーズ写真に撮ってやるから覚悟しとけよ!!」
 狐さんが激昂した。
 どうやらかなり負けず嫌いらしい。
「ちょっと待ってろ!」
 いきなり、狐さんが立ち上がった。
「どこへ行くつもりだ?」
 フーンさんが訊ねる。
「服を着替えさせて貰う。
 お前らのように服の下に下着をつけてないんだから、
 これくらい認められたっていい筈だ」
 和服を着る時には下着はつけないって、本当だったんだ。
 てことは今まで狐さんはノーパン…
 いかん、鼻血が。
「構わんよ。 何なら、逃げたって構わないんだぞ?」
 フーンさんが隣の部屋に向かう狐さんの背に嘲りの言葉をかけた。
「…手前ら、後悔するなよ」
 物凄く恐い眼光を投げかけて、狐さんは着替える為に隣の部屋へと消えた。

「…あの、しぇりーちゃん、本当に大丈夫なの?」
 狐さんが隣の部屋に行ったのを見計らい、僕は恐る恐る訊ねた。
 狐さんのあの様子だと、勝敗によってはここにいる全員を皆殺しにしかねない。
 巻き添えだけは、御免だ。
「大丈夫なのです。
 狐さんは、暴力で勝負を反故にするような卑怯者ではありません。
 あの人ほどルールを遵守し正々堂々と戦う人もいないのです」
 そうは言うけど本当かなあ…
 だってああいうパワータイプのキャラって、
 頭を使わず筋肉を使う力馬鹿ってのが馬鹿一じゃん。

「お待たせ」
 と、隣の部屋へと通じるドアが開いた。
 どうやら、狐さんが着替え終わったみたい―――


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