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念を使わせてみよう小説スレッド

891:2004/11/24(水) 19:57
 〜十四話〜

「…と、まあこんな事があったわけだ」
 部屋に戻り、狐さんはフーンさんとアヒャさんに今までの事のあらましを説明した。
「ふむ、成る程な…」
 フーンさんが煙草をふかしながら考え込む素振りを見せる。
 どうやらこの人はかなりのヘビースモーカーらしく、
 30分くらいの説明の間に、もう煙草のケースを二箱も空にしてしまっていた。
「アヒャ、ヨウスルニマダナニモワカッテナイモドウゼンナワケダ!」
「悔しいがその通りだよ。
 だから、お前達の手を借りる事にした」
 やや表情を暗くする狐さん。
「『冥界の支配者(ネクロマンサー)』が『魔断(まこと)』とまだ繋がってれば、
 こんな苦労も無かったんだがな」
 狐さんがやれやれと溜息をつく。
「? それはどういう事ですか?」
 僕は狐さんに訊ねた。
「『魔断』が『冥界の支配者』とまだ接点があって、その居場所を掴んでれば、
 俺が『魔断』から直接その場所を教えて貰えば解決するって事さ」
「で、でも、その『魔断』だって、簡単に身内を売るような真似はしないでしょう?」
 いくらなんでも狐さんのその案は無茶苦茶だ。
「いいえ、狐さんならそれが出来るのです」
 横からしぇりーちゃん話に割り込んでくる。
「構成員一人の命くらいで、狐さんと『外法』を敵に回すような愚を冒す人は、
 私達の世界には存在しないのです」
 断言するしぇりーちゃん。
 そこまでの実力者か、外法狐。
「まあ、それもあくまで最終手段のつもりだったがな。
 流石に俺も、他の『禍つ名』との関係がこれ以上悪化するのは避けたいし」
 狐さんがソファの背もたれに体重を預けて苦笑した。
「ま、今はこれ以上考えてても仕方がないか。
 あちらさんの性格上、これからもちょっかいを出してくるだろうし、
 そこから何らかの手がかりを探すとしようぜ」
 何を呑気な事を、とも思ったが、実際それ以上の良策は存在しないので、
 取り敢えずはその案に従う方向で調査を進める事が決定した。



「アヒャ、ソウイヤコレハナンダ?」
 アヒャさんがテレビの前に散らばるゲームの山に気がついた。
「ああ、それは俺の私物さ」
 狐さんが答える。
「ファミコンにディスクシステムにメガドライブにPCエンジンに
 プレステ2にドリームキャストにセガサターンにPCFXにニンテンドー64に
 X−BOXにゲームキューブにアドバンスにゲームギアにバーチャルボーイに…
 うわ、3DOまであるぞ!?」
 フーンさんがそのラインナップに仰天した。
 僕も、初めてここに連れられて来た時には驚いたものだ。
「狐さん駄目人間の引きこもりです〜」
「うるせえ」
 しぇりーちゃんの暴言に言い返す狐さん。
 というか『うるせえ』は僕の決め台詞なんですけど。
 真似すんな。


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