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念を使わせてみよう小説スレッド

841:2004/11/23(火) 15:59



「…狐さん、何で僕をこんな所に?」
 拳銃を手に取りながら、僕は狐さんに訊ねた。
「護身用の武器の調達だよ。
 君は今狙われてるんだし、念能力もまだまだ未熟だ。
 だったら、銃(チャカ)の一つでも持っておいた方がいい。
 こんなんでも、一応の脅しにはなる」
 刀を物色したまま、狐さんが答える。
「でもまあ、ついこないだまで堅気だった君が持ってても、
 無いよりマシといった程度だろうけどな。
 しぇりー位の手練に襲われたなら、銃を撃ってる暇があるなら逃げる事をお勧めする」
 確かに、僕が銃を撃った所でしぇりーちゃんに命中するとは思えない。
 狐さんに至っては、豆鉄砲みたいに跳ね返されて終了だろう。

「今度はこっちが聞いていいか、少年」
「ええ、どうぞ」
 珍しく、狐さんから質問してきた。
「君は、『禍つ名』の事をどこで聞いたんだ?」
 そうだ。
 そういえばしぇりーちゃんに襲われた後で、
 フーンさん達に助けて貰った事はまだ狐さんに説明していなかった。
「えっと、この前しぇりーちゃんに襲われて、何とか追い払う事は出来たんですけど、
 その後気絶してしまいまして。
 その時、連続猟奇殺人事件を調べてるハンターの二人組みに助けて貰ったんですよ」
「はあん、そうだったのか。
 で、どんな奴なんだ?」
 狐さんが僕の顔を見る。
「え〜と、名前は確かアヒャさんとフーンさんといって、
 顔はですね…」
 僕がどう説明しようか迷っている所に、突然入り口の扉が開いた。
 どうやら、新しい客が入って来たらしい。
「そうだ、丁度この人達にそっくりなんですよ」
 僕は、店に入って来たばかりの二人組みを指差して言った。
 うん、間違い無い。
 そっくりくりそつだ。
 しかし本当に良く似てるな、この人達…


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