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念を使わせてみよう小説スレッド
80
:
1
:2004/11/23(火) 01:36
「…君は、俺を憎んでいい。
殺してやると思ってくれていい。
罵っていい。
君にはその権利がある。
俺は紛れも無く、君の家族の仇だ」
視線を下げたまま、狐さんが低い声で僕に告げた。
「俺も、『冥界の支配者』と同じなのさ。
薄汚い人殺しだ。
『冥界の支配者』を殺すのだって、君を巻き込んだ償いをする為なんかじゃない。
本当は適当な理由をつけて人が殺したかっただけなんだ。
軽蔑するだろ?
俺は、こんな人間なんだ」
自分を傷つけるかのように、狐さんは言葉を吐き捨て、嘲(わら)った。
「だから君は―――俺を殺していい。
その覚悟は出来ている。
殺すのが嫌なら、辱めたって構わない。
君が何をしようと、俺は抵抗しないよ」
「…やめて下さい」
もう、やめて下さい。
僕には、そんなつもりなんか無い。
あなたを殺したりなんかしない。
殺したくない。
だって、
僕は、
それでも、
あなたの事が―――
「…ごめん。 変な話しちまったな」
ポリポリと頭をかきながら、狐さんは僕に背中を向けた。
多分、僕の顔を見なくても済むようにする為だろう。
「狐さん、僕は―――」
僕は狐さんの背に何か言おうとして… 出来なかった。
僕は、何も言葉をかける事が出来なかった。
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