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念を使わせてみよう小説スレッド
53
:
1
:2004/11/17(水) 17:16
〜八話〜
「狐さん、今日は本当にありがとうございました〜」
しぇりーが頭を深く下げながら外法狐に礼を言う。
「ああ、まあ気にするなよ。
今度は寿司でも食いにいこうぜ」
外法狐は微笑み返し、軽くしぇりーの頭を撫でた。
それを受けてしぇりーは「うゆー」と可愛らしい声を上げる。
外法狐としぇりーの身長にはかなり開きがある為、傍から見れば親子と言っても差し支えない光景であった。
「それじゃ狐さん、バイバイですぅ」
右手を高く振り、しぇりーは雑踏の中へと消えていった。
外法狐も手を振り返し、しぇりーの姿が見えなくなった所で腕を下げる。
「…さーてと」
一人になり、外法狐はこれからどうするかについて考え込んだ。
金はまだ充分に残っている為急いで仕事をする必要も無いし、今の所依頼も入ってはいない。
かといって宿に帰って寝るにはまだ早すぎる時間である。
ゲーセンやボーリング場で一人で遊んでも面白くない。
となれば映画館や漫画喫茶で時間を潰すのが、最良の選択肢になるだろう。
「通はブックオフで立ち読み。 これ最強」
などとしょうもない独り言を呟き、外法狐は甘味所の前から立ち去った。
「ありがとうございましたー」
両腕に大きな紙袋を引っ下げて、ブックオフから出てくる外法狐。
言うまでも無く、その紙袋の中身は大量の漫画雑誌である。
そこから文学的教養を窺い知る事は、到底出来そうも無い。
「さて、帰るか」
せっかく漫画を買った事なのだし、一刻も早く宿で読みたいものだ。
しかし、“その前にやるべき事が出来てしまった”らしい。
「……」
足早に、滞在している宿とは別の方角に足を運ぶ。
後ろには決して視線を向けず、しかし注意は逸らさないまま、
人通りの少ない方へと歩き続ける。
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