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念を使わせてみよう小説スレッド

451:2004/11/16(火) 01:32

「…モナカさん」
「え、は、はい?」
 僕の呼びかけに、モナカさんがしどろもどろになって答える。
「どうして、僕の事を好きになったの?」
 僕はモナカさんの目を見て、言った。
「あ―――その…」
 返答を詰まらせるモナカさん。
 おいおい、まさか理由も無いのに好きになったって事は無いだろう。
「えっと…そのね…」
 モナカさんが意を決したように僕の目を見つめ返した。
「…似てるんだ。 タカラギコ君が。
 私の、初恋だった人に…」

 …。
 ……。
 ………。
 へえ。
 そうかい。
 成る程。
 成る程成る程。
 成る程ね。
 『あの人に似ている』、か。
 そうか。
 君も結局は“そういう事”なんだな。

「…あの、タカラギコ君、怒った……?」
 モナカさんが黙りこくった僕に、心配そうに訊ねた。
「いいえ、そんな事ありませんよ」
 いいだろう。
 君は僕に“そういう事”を求める訳だ。
 君は本当に見る目がある。
 僕は“そういう事”が得意中の得意なんだ。
 “そういう事”しか出来ないんだ。
 ならば僕は偽物としての本分を発揮させて貰おうじゃないか。
「分かりました。 僕はあなたと付き合いましょう」
 僕はモナカさんにそう返事をした。
「え―― ほ、本当…!?」
 モナカさんの顔がパアッと明るくなる。
 心の底から、嬉しそうな顔。
「その前に色々と聞いておきたい事があるんですけど、いいですか?」
「えっ、うん、いいよ。 何でも聞いて」
 僕のお願いに二つ返事で了解するモナカさん。

「それじゃあ、教えて下さい。
 そのあなたの初恋の人について」
「え―――?」
 モナカさんが表情を固まらせた。


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