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念を使わせてみよう小説スレッド
45
:
1
:2004/11/16(火) 01:32
「…モナカさん」
「え、は、はい?」
僕の呼びかけに、モナカさんがしどろもどろになって答える。
「どうして、僕の事を好きになったの?」
僕はモナカさんの目を見て、言った。
「あ―――その…」
返答を詰まらせるモナカさん。
おいおい、まさか理由も無いのに好きになったって事は無いだろう。
「えっと…そのね…」
モナカさんが意を決したように僕の目を見つめ返した。
「…似てるんだ。 タカラギコ君が。
私の、初恋だった人に…」
…。
……。
………。
へえ。
そうかい。
成る程。
成る程成る程。
成る程ね。
『あの人に似ている』、か。
そうか。
君も結局は“そういう事”なんだな。
「…あの、タカラギコ君、怒った……?」
モナカさんが黙りこくった僕に、心配そうに訊ねた。
「いいえ、そんな事ありませんよ」
いいだろう。
君は僕に“そういう事”を求める訳だ。
君は本当に見る目がある。
僕は“そういう事”が得意中の得意なんだ。
“そういう事”しか出来ないんだ。
ならば僕は偽物としての本分を発揮させて貰おうじゃないか。
「分かりました。 僕はあなたと付き合いましょう」
僕はモナカさんにそう返事をした。
「え―― ほ、本当…!?」
モナカさんの顔がパアッと明るくなる。
心の底から、嬉しそうな顔。
「その前に色々と聞いておきたい事があるんですけど、いいですか?」
「えっ、うん、いいよ。 何でも聞いて」
僕のお願いに二つ返事で了解するモナカさん。
「それじゃあ、教えて下さい。
そのあなたの初恋の人について」
「え―――?」
モナカさんが表情を固まらせた。
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