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念を使わせてみよう小説スレッド
38
:
1
:2004/11/15(月) 15:51
「連続猟奇殺人事件。
…流石に知っているな?」
フーン顔の男が煙草を咥える。
「ええ、まあ、一応は」
知ってるも何も、その犯人であろう殺人鬼に襲われました。
「君も念能力者ならば薄々感づいているだろうが、
あれは恐らく普通の人間の仕業じゃない。
俺達のような念能力者が、高確率で一枚噛んでいる」
念能力。
およそ尋常ならざる特殊能力。
動く死体。
死の光輪を操る眼鏡っ子。
それらを軽く凌駕する最強の和服俺女。
もしかしなくとも、念能力が事件に関係しているとは馬鹿でも思いつく。
「加えて、『禍つ名(まがつな)』第五位の『人吊(ひとつり)【一理】』まで出てくる騒ぎだ。
こりゃお前、何か重大な事が起こっていると考えるさ」
フーン顔の男が煙草に火を点ける。
「ん? ああ、煙草の煙が出るか。 すまないね」
あんた火を点けてから謝るなよ。
しかも気にせず吸ってるし。
「別にお構いなく」
それにしても、『禍つ名』って何なんだ?
確か、しぇりーちゃんも同じような事を言っていた気がする。
「どうやらお前さん『人吊詩絵莉(キリングドール)』とバトってたみたいだが、
そこら辺にどういう背景があるのか、よければ聞かせて貰えるかな?」
フーン顔が僕の顔を覗き込む。
「話せ、と言われましても…
元々あの子が問答無用でいきなり殺そうとしてきただけですし、
何で僕が殺されなくちゃならないのかも分りません。
これでも、人にそこまでの恨みは買ってないと思いますから。
それに第一、その『禍つ名』ってのは何なんです?」
本当に、最近僕の周りで連発してる奇怪な現象は何なのだ?
僕にはさっぱり分らない。
「…本当に、何も知らないのか?」
「ええ。 嘘をついてどうなるんです」
嘘はついていない。
だって、僕は本当に知らないのだから。
知っている振りをしようにも、圧倒的に情報が少な過ぎる。
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