[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
念を使わせてみよう小説スレッド
29
:
1
:2004/11/15(月) 02:27
〜四話〜
「死んで貰いますぅッ!」
しぇりーちゃんの特大チャクラムが、両側から挟み込むように僕に襲い掛かる。
それも、もの凄いスピードで。
「おわあ!」
生命活動への危機感から、本能的に体が回避行動を取る。
いや、回避というよりは、情け無く尻餅をつくようにして倒れこんだ。
その真上を特大チャクラムが通り過ぎ、逃げ遅れた髪の一房が切り落とされる。
わーい、散髪する必要が無くなって儲けたぜ。
って、そんな呑気な事考えている場合じゃない。
「ま、ま、ま、待って!
しぇりーちゃん、ちょっと待って!」
腕を突き出してしぇりーちゃんに動きを止めるよう懇願する。
しぇりーちゃん、冗談だよね?
これは、最近流行の悪戯か何かなんだよね?
いやあ、流行には疎いと思っていたけど、
まさかこんなのがナウなヤングにバカウケとは知らなかったなあ。
「問答無用ですぅ」
可愛らしい口調のまま僕に特大チャクラムを振るってくるしぇりーちゃん。
情け無用の二撃目。
死神の口付けにも等しい斬撃。
「ひいぃッ!」
尻餅をついたままの体勢から、転がるようにしてなんとかかわす。
その真後ろで、まるで発泡スチロールのように苦も無く切り裂かれるコンクリート塀。
どうみても、常識の通じるような威力ではない。
「避けちゃだめですよぅ、お兄さん。
生きたまま腕とか足とか切り落とされたら痛いですよ?」
さらっと恐ろしい事をのたまうしぇりーちゃん。
「いや、ね、しぇりーちゃん。
そう思うんならこんな事やめようよ?
お兄さんSMの趣味なんか無いよ?
ノーマルプレイ専門だよ?」
「それ、セクハラです。
警察に訴えますよ?」
いやしぇりーちゃん、自分のやってる事棚に上げて何を言ってるんすか君は。
この場合警察に訴えられて困るのはどっちかってーと君の方だと、お兄さんは確信するぞ?
こうなったら俄然国家権力に訴えちゃうぞ?
「大体、何で僕が君に殺されなくちゃいけないのさ?
まずはそこら辺から整理しようよ。 ね?」
物騒極まりない少女に対し、必死に理性的なコミュニケーションを試みようとする僕。
しぇりーちゃん、人間には言葉というものがあるんだから、
それを少しでも活用してくれるとお兄さん嬉しいなあ。
「えっと、その、それは守備事務なのです。
お話し出来ないのです、ごめんなさい」
しぇりーちゃんがペコリと頭を下げる。
…守備事務?
17年間生きてきたが、初めて聞く四字熟語だ。
「…ひょっとして、守秘義務の事?」
僕がそう指摘すると、たちまちしぇりーちゃんの顔が赤くなった。
うわ、ひょっとして、素で間違えてた?
「…キリングユーです」
むっすりとした表情で特大チャクラムを構え直すしぇりーちゃん。
どうやら、怒らせてしまったようだ。
いや、いやいや、しぇりーちゃん。
悪いのは間違えた君だから。
それはただの逆ギレだから。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板