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念を使わせてみよう小説スレッド

2611:2005/04/12(火) 00:26:38

「――――!?」
 八頭身に巻きついていた糸が、粉々に砕け散った。
 馬鹿な。
 声にこそ出さなかったが、兄者は驚愕した。
 糸はかなりの強度を有している筈だし、何より兄者の念を流すことで強化している。
 それが、あっさりと砕け散ったのだ。
 !!
 まさか、八頭身の能力――

「……痛い」
 八頭身が小さく呟いた。
「痛い、痛い、痛い……」
 傷口を押さえ、体中を震わせ、八頭身が繰り返す。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」
「な――?」
 尋常ならざる八頭身の様子に、兄者が狼狽する。
 見ると、八頭身の体からは、何か白い靄(もや)のようなものが立ち上っている。
「1さん、痛い…… 1さん痛いよおぉ……!
 どうして、どうしてこんな酷いことするんだよ1さぁん!!」
「1、さん?」
「酷い、酷い、酷い酷い酷いいィ!
 僕はこんなに1さんのことが大好きなのに、こんなことするなんてぇ!
 いくら1さんでも酷すぎるぅ!」
「お前は、何を――」
 しかし兄者の言葉は、既に八頭身の耳には入っていなかった。
 血を流し、涙を流しながら――八頭身はひたすらに1さんの名を連呼する。


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