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念を使わせてみよう小説スレッド
255
:
1
:2005/01/19(水) 00:36
「―――!」
突然、狐さんの体が硬直した。
「狐さん!?」
驚いて声をかける。
「!!!」
その直後、狐さんの右腕が僕の胸部目掛けて突き出される。
―――!?
何で!?
まずい、避けられ―――
「……!!」
しかし、当たる寸前で狐さんの右腕はその動きを止めた。
狐さんが左手の方で右腕の動きを止めたからだ。
いや、そんな事よりも。
今、何が起こったというのだ?
「…!
逃げろ、少年!!」
必死な顔で狐さんが叫ぶ。
左腕で、右腕を無理矢理押さえ込みながら。
まさか、体を勝手に動かされているのか!?
だとすれば、誰が、どうやって―――
「―――!!」
背後から視線を感じ、僕は咄嗟に振り返った。
そこには一人のフーン顔の男が一人、こちらの様子を窺っている。
間違い無い。
あいつは、さっき崖から僕達を見下ろしていた奴だ。
「…流石は外法狐。
俺の『殺人奇術(マントラップ)』にそこまで逆らうか」
平坦な声で、フーン顔の八頭身は言った。
あいつが、狐さんの異変の原因なのか!?
「てめえは…!」
今にも暴走しそうな体を押さえ込みながら、狐さんが男を睨みつける。
「俺の名は妖滅狭州我(あやめ さすが)。
仲間からは弟者と呼ばれているがね。
ま、これから死ぬお前らには意味の無い事ではあるがね」
冷ややかな目でこちらを見据えたまま、そいつは弟者と名乗った。
弟という事は、兄も居るという事か!?
そういえば、崖の上の4人の中にはこいつにそっくりな奴が居た。
恐らく、そいつが兄なのだろう。
「てめえ、くそ、こんな手品で…!」
狐さんが苦しそうに呻く。
狐さんをここまで追い込むなんて、こいつ、一体どういう能力なんだ!?
「ああ、無理はしない方がいい。
余計な苦しみを味わうだけだぞ?
いかに貴様といえど、この『殺人奇術』には対抗出来ん」
余裕の表情を浮かべたまま弟者が告げる。
と、その手元が一瞬キラリと光った。
何だ?
あれは、糸!?
まさかさっきの罠はこいつが…
いや、違う。
あれより、もっと細い糸だ。
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