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念を使わせてみよう小説スレッド

2531:2005/01/18(火) 01:18

「!!!」
 狐さんが、いきなり右上の方を見上げた。
 つられて、僕達も同じ方向に視線を向ける。
 そこにあるは、高い崖の上の淵に立つ3人の人間。
 フーン顔の八頭身の男二人と―――
 もう一人は、見間違える筈も無かった。
 あれは、さっき僕とギコを襲った…
「レモナ…!」
 ギコが身構える。
 レモナさん達は、はっきりと僕達を見下ろしていた。
 待ち構えていたかのように。
 !?
 待ち構えていた!?
 どうやって僕達の位置を察知したんだ!?
「まさか…!」
 狐さんが「しまった」という顔をする。
「あの念の流れていた糸に触れた時に、
 居場所を悟られたか…!」
 吐き捨てるように言う狐さん。
 そうか。
 あの糸は攻撃としてのトラップだけでなく、
 索敵の意味も含まれていたのか。
 何という念能力。
 何という神業。
 これが、『妖滅』の実力なのか…!
「『小波(キリングパルス)』…」
 レモナさんが崖の肌に触れる。
「!!!」
 直後、鳴り響く地響き。
 地震!?
 いや、地震じゃあない。
 崖崩れ。
 レモナさんの触った崖が、こちらに向かって崩落してきているのだ!
「うわああああああああああああああ!!」
 崖崩れは凄い勢いで僕達を飲み込むかのように襲い掛かって来る。
 逃げる暇なんて無い。
 膨大な量の土砂は、今まさに僕の目の前まで迫っていた。


                     〜続く〜


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