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念を使わせてみよう小説スレッド
252
:
1
:2005/01/18(火) 01:18
「!!!」
突然、狐さんが後ろに飛んだ。
見ると、狐さんの着物の肩口の部分に鋭い切れ込みが走っている。
いや、それだけじゃない。
そこからは、うっすらと血が滲んでいた。
馬鹿な。
銃弾すら弾く狐さんの皮膚が、切り裂かれた?
「狐さん!」
僕は慌てて駆け寄ろうとする。
「来るな!!」
それを大声で制する狐さん。
「迂闊にそこらを動き回るな。
でないと、そこの死体みたいにばっさりとやられるぜ…!」
真剣な顔で狐さんが告げる。
「どうした。
何があったんだ、狐」
八頭身さんが狐さんに訊ねる。
「…これさ」
狐さんが何も無い空間を指差す。
…?
何も見えないじゃないか。
…!
いや、あれは…
「糸…?」
僕は思わず口を開いた。
目を凝らすと、月明かりに反射する極細の線が見える。
まさか、こんなもので狐さんの肌を裂いたというのか!?
「…糸にかなり強力な念が流されている。
成る程、そこの死体の有様はこれが原因か」
狐さんが感心したように呟いた。
傷口は、既に修復を終えようとしている。
何度も見るが物凄い自己再生力だ。
「こいつは困ったね。
こんな罠があったんじゃ、無闇に走り回れねえや」
狐さんが舌打ちする。
確かに恐るべきトラップだ。
目視し難い上に、殺傷力も抜群。
僕達は徐々に追い込まれているという事か。
「よっと」
そんな凶悪な糸を手刀で断ち切る狐さん。
愚地独歩か、お前は。
「しゃあねえ。
不本意だが、注意して進みつつこうして罠を無力化させながら進むしかねえな。
お前ら、絶対に俺が通った道以外を歩くなよ?」
言われなくとも、命が惜しいのであなたの後ろは離れませんよ。
「しかし、ふん。
まさかこんな糸で俺に傷をつけるなんて芸当が出来るなんてね。
『妖滅』… 流石に一筋縄じゃいかねえや」
ゆっくりと進みながら、手探りで糸を探る狐さん。
時間はかかるが、まあこれが現在において一番安全な進み方だろう。
それにしても、こんな強力な念を使うなんて一体どんな化物…
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