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念を使わせてみよう小説スレッド
232
:
1
:2005/01/14(金) 00:48
〜四十三話〜
僕達は取り敢えずギコが目を覚ますまで一時の休息を取っていた。
本来ならばすぐにでもこの場を離れた方がいいのは僕にも分かるが、
気絶しているギコを無理に動かすのは危険だ。
最悪、命を落としかねない。
天を仰ぎ失神しているギコ。
その隣に座る僕。
更に隣に狐さん。
向かいに八頭身。
「んあ?
何だこのカロリーメイトは」
狐さんが大量のカロリーメイトの詰まった袋に気がついたみたいだ。
その山のような量に呆れたように嘆息し、一つ取り出して食べ始める。
「君も食っとけ」
狐さんがフルーツ味のカロリーメイトを僕に投げ渡した。
「…無理です」
こんな異常な状況で、マトモに食事が取れる訳が無い。
「食え」
厳しい声で狐さんが言った。
「肝心な時に力が出ない、って事になったらどうする気だ?
食わないなら、無理矢理にでも口にねじ込むぞ」
そう言われたので、僕は気が進まないながらもカロリーメイトを食する事にした。
しかし…ここに来てから口に入れたのは、
水分も含めて全てカロリーメイトだ。
いい加減、嫌気がさしてきた。
「恐いか」
狐さんが僕に訊ねた。
「…そりゃ、まあ。 てかこんな状況で恐くない方が異常ですよ」
「それでいい。
これで、君はまた一つ強くなった」
狐さんが薄く微笑む。
「…狐さんは、恐くないんですか?」
カロリーメイトを齧りながら、僕は狐さんに聞いた。
「…恐いさ。
いつだって、恐かった。
戦ったり殺し合ったりして、一度だって恐くなかった時なんて無い」
返ってきたのは意外過ぎる返答だった。
いや、当然か。
狐さんだって、僕と同じ人間なのだ。
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