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念を使わせてみよう小説スレッド

2201:2005/01/10(月) 02:39

「…静けき夜 巷は眠る」
 ―――『無貌の仮面(ドッペルゲンガー)』、発動
 ―――複製対象、記憶内検索開始
「汝 我が分身よ 青ざめし男よ…」
 ―――複製対象構成要素、抽出完了
 ―――複製開始
「…我が悩み まねびかえすや」
 ―――再生率、27%
 ―――発動、『劣化複製・穴あきの満月(デグラデーションコピー・フライングドーナッツ)』

「―――!」
 僕の両手に特大のチャクラムが握られる。
 しぇりーちゃんが使っていた、念。
 心を締め付け、抉られるような、記憶。
 犯した、僕の罪の象徴。
「う、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 作戦もクソも無い。
 チャクラムを両手に構え、怪物に向かって特攻する。
 これが通用しなければ、そこでこいつを倒す手立ては終了だ。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 両腕を大きく振りかぶり、そのままチャクラムの刃を怪物に―――
「!!!」
 音を立て、チャクラムは無残に砕け散った。
 怪物の鱗には傷一つついていない。
 畜生。
 矢張り、偽物では駄目だったか。
 本物のしぇりーちゃんの能力ならば、あるいはどうにかなったのかもしれないが―――
 だけどしぇりーちゃんはここには居ない。
 しぇりーちゃんは、もう、居ない。
「グフウウウウウウ…」
 怪物が僕を睨む。
 そして次に怪物はどうするか?
 そんなのはもう考えるまでもない。
 僕を、殺す。
 至極簡単な回答。
 思わず目を閉じ、これから襲い来るであろう苦痛を覚悟する。
 答え3。
 答え3。
 答え3―――


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