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念を使わせてみよう小説スレッド

2191:2005/01/10(月) 02:39
 〜四十話〜

「オ゛オ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
 怪物が叫びながら僕達に突進する。
 まるでそれは、さながら肉の弾丸といった風に。
「うわあッ!!」
 こんなものを喰らっては一たまりも無い。
 横っ飛びの要領で突撃をかわす。
 怪物は僕の後ろにあった木に激突し、直撃を受けた木は真っ二つにへし折られた。
 冗談じゃ、ねえぞ。
 もしこれが人間だったら、間違い無くズタズタの挽肉だ。
「質問」
 怪物を見たまま、ギコが言葉を投げかけてくる。
「あれが鬼役の試験官なのか?」
「んな訳あるか」
 そう、そんな訳、無い。
 鬼でもなく障害でもなくライバルでもなく―――
 あれは、単なる敵だ。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
 ギコに向かって、怪物が力任せに腕を振るう。
 体を半身ずらし、最小限の動きでギコがそれを回避。
 カウンターに、怪物の胴体を左から薙ぎ斬ろうとする。
「!!」
 キンッ、という乾いた音。
 ギコの刀は、怪物の頑丈そうな鱗によってあっけなく阻まれた。
 ギコが、一瞬驚愕の表情を浮かべる。
「がッ!」
 直後、ギコの体が大きく吹き飛んだ。
 攻撃の失敗による僅かな硬直を逃さず、怪物が左腕でギコを張り飛ばしたのだ。
 勢い良く木に叩きつけられ、ずるずると木に背もたれながら崩れ落ちるギコ。
「……グウウウウウウ」
 怪物がこちらを向いた。
 どうやら、次の標的はこの僕のようだ。
 ―――勝てるのか?
 どうすれば、この絶望的危機的状況から抜け出せる?

 3択−一つだけ選びなさい
 答え1…ハンサムのタカラギコは突如反撃のアイデアが閃く
 答え2…仲間が来て助けてくれる
 答え3…どうにもならない。現実は非情である

 僕がマルをつけたいのは答え2だが期待は出来ない…
 東京に居るであろう狐さんが、あと数秒の間に現れてジャンプ・コミックのようにジャジャーンと登場して
 「まってました!」と間一髪助けてくれるってわけにはいかない。
 というか、常識的に考えてあり得ない。
 今頃は、宿泊先のホテルでドラクエ8かメタルギアソリッド3をやってる筈だ。
 となれば…
 やっぱりここは1しかないか…!


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