[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
念を使わせてみよう小説スレッド
217
:
1
:2005/01/07(金) 18:44
@ @ @
「そこだあああああああああああああ!!」
ギコが誰も居ない空間に向かって突進する。
何を!?
どうして、そこに敵がいるなんて保証がどこにある!?
「ギ―――!」
僕が呼び止める間も無く、ギコは闇しか存在しない空間を狙って一閃する。
「!!!」
血飛沫。
しかしそれはギコのものではなかった。
何も無い筈の空間から、勢い良く血が噴き出す。
馬鹿な。
どうして、ギコはあそこに敵が居ると分かったんだ!?
夕方襲われた時には、見つける事など出来はしなかったのに。
「―――!」
一つの仮説が頭に浮かんだ。
まさか。
まさかギコは、この為に罠を仕掛けたのか!?
敵を罠に引っ掛けるのがそもそもの狙いなどではなかったのか。
露骨に容易く発見されるように罠を仕掛け、敵の進行ルートを制限したんだ。
わざと罠の無いルートを予め作っておいて、敵がそのルートを進むように。
どこから来るのかさえ分かっていれば、
気配で近くにいるという事だけ事前に察知するだけでも問題無い。
寧ろ必要十分だ。
後はそこを狙えばいい。
敵は罠を避けているつもりで実は、それこそが本当の罠とは知らずにいたという事か。
そこまで、ギコは考えていたのか。
「多分、お前の考えてるので当たりさ」
僕の考えを見透かしたように、ギコが言った。
こいつは―――何て奴なんだ。
こと戦闘における嗅覚とセンスにおいては、あの狐さんにも引けを取らない。
こんな奴が、僕の隣にいるなんて。
「くッ…!」
と、何も見えない場所から呻き声が漏れた。
いや、徐々にだが人影のようなものがうっすらと見え始めている。
ギコの斬撃による傷で、カモフォラージュが解かれたのか。
「…!?」
姿を完全に現した敵の姿に、僕は絶句した。
こいつは、この人は―――
「山崎渉、さん…?」
どうして!?
2次試験では、僕達に協力してくれたのに。
「…はッ、あんただったのかよ。
まあ、最初見た時から何か胡散臭えとは思ってたがね」
山崎渉さんを見下ろし、ギコが吐き捨てる。
「大方、あんたが有名な『新人潰し』か何かだろ?
ま、そんなのどうでもいいけどな」
刀を突きつけたまま、ギコは山崎渉さんに言った。
「…君の言う通りさ。
まさか、こんな子供に敗れるとは…」
「勝利を確信した時、そいつは既に敗北している。
それがお前の敗因だ」
お前それ、スピードワゴン財団の石油王の台詞じゃねえか。
「…降参だよ、降参。
すまないが、手当てを―――」
「死ね」
両手を挙げて降参のポーズを取ろうとした山崎渉さんの首を、一瞬にしてギコは斬り落とした。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板