[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
念を使わせてみよう小説スレッド
213
:
1
:2005/01/05(水) 23:00
@ @ @
かおりんは、同じ試験官である青年と共に富士山樹海を捜索していた。
それは勿論、どこかに隠れている受験生を見つける為である。
「どうなんだ、かおりん。
今年の受験生の出来栄えは」
青年がかおりんに訊ねる。
「そうですね〜。
例年とあんま変わりません。
あ、でも気になる子はいるんですよ?」
「ほう、それは?」
「えっとお、二人組みの男の子なんですけど〜、
名前は忘れちゃいました〜〜〜」
てへ、っとかおりんが舌を出す。
呆れたように溜息をつく青年。
「でも、結構掘り出し物かもしれませんよ〜?
一人は念も使えるみたいですし〜」
のほほんとした口調を崩さぬまま、かおりんは喋る。
「ふん。
ハンターになれば、念なんぞ珍しくもなんとも…」
青年がかおりんにそう言おうとした瞬間―――
「!!!」
かおりんと青年が同時に足を止めた。
前方に、一人の男が居るのを目撃したからだ。
あれは、誰だ?
隠れもしないなんて無用心な…
待て、あんな奴、受験生の中に居たか?
いや、居ない。
1次試験のように何千人も居るならともかく、
この4次試験には30人しか居ない為、見間違いはあり得ない。
何より鬼役をするにあたって、4次試験受験生の顔はしっかり頭に叩き込んでいる。
だからこそ、はっきりと断言出来る。
あの男は、間違い無く部外者だ。
「…あなた誰ですか〜。
自殺なら他所でやって下さ〜〜〜い」
呑気な口調のまま、かおりんが男に訊ねる。
フーン顔の8頭身であるその男は、つまらなさそうにかおりん達に視線を向ける。
「……!」
ぞわり。
かおりんと青年の体中から鳥肌が立つ。
何だ。
何だこいつは。
受験生どころか、人間にすら思えない。
何で、こんな奴がこんな所に―――
「…お前ら、変な怪物を見なかったか?」
フーン顔の八頭身は、仏頂面のままかおりん達に質問した。
「……?」
いまいち質問の意図が掴めず、二人は要領を得ない顔をする。
「ああ、知らないのか。
ならいい。
うん、まあ、どっちにしたって―――」
フーン顔の八頭身の男が、かおりんと青年を見据える。
昏い昏い―――
まるで、闇の底のような眼で。
「“ここであった”時点で、殺すつもりだからな」
―――殺される。
かおりんと青年は、瞬時にしてそう直感した。
そして直感した時には、二人はもう動いていた。
青年は懐から銃を抜き、かおりんは念の槍を創り出す。
そして青年は目の前の魔人に銃を向けて…
「『殺人奇術(マントラップ)』」
フーン顔の8頭身の指が、僅かに動いた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板