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念を使わせてみよう小説スレッド

211:2004/11/13(土) 01:37

「…でも、僕の場合ただ単にその『念』とかいうやつの才能が無いだけなんじゃないですか?」
「いいや、それはない。
 あれだけの気が流れて、水や葉っぱには何の変化も無い。
 そんな事がある訳無いんだ。
 紛れも無く、お前は『特質系』の念能力者さ」
 何も起こせないのが特別…
 何か、嫌な感じだ。
「次にそれぞれの系統の得意不得意、端的に言えば相性について教えよう。」
 そう言うと、狐さんはナプキンに以下のようなものを書いた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★系統の相性について

    強化系
   /    \
放出系    変化系
  |      |
操作系    具現化系
   \    /
    特質系

この六性図で自分の属する系統に近いものほど相性が良く
逆に自分の属する系統から離れるほど相性が悪くなる
(特質系の威力・精度は不明)

各系統の能力を使用するときの具体的な威力・精度は
自分の属する系統の能力     100%
隣り合う系統の能力        80%
二つ先に位置する系統の能力   60%
一番遠い系統の能力         40%
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「以上相性についての説明終了」
「うわ、すっごい手抜きだ」
「仕方ないだろ、作者が面倒臭いんだ」
「そっすか」

「…それで、狐さんはどの系統なんですか?」
 僕は狐さんの顔を見て言った。
「いい質問だ、少年。
 しかし気をつけろ。 自分の系統や能力を人に話すってのは、言い換えれば自分の長所短所をバラすのも同然だ。
 だから、俺達の世界では相手の能力を聞くのは最大のマナー違反にあたる。
 これは分かるな?」
 そういえばそうだ。
 いくら強い人でも、その能力に応じてしっかりと対策を立てられたら十分に負ける可能性が出てくる。
 つまり、自分の能力を吹聴して回る事はそれがそのまま敗北に繋がるという事か。
「ま、今回に限って言えば、君の系統だけ知って俺だけ秘密ってのはフェアじゃないよな。
 特別だ。 サービスに俺の念を教えてやるよ」
 狐さんの手にもや(多分これが気ってやつなのだろう)が宿り、
 そのままそれがコップの淵に―――

「!!!!!」

 水柱が、上がった。
 水が猛烈な勢いでコップから溢れ出し、さながら噴水のように店の天井に向かって飛び出す。
 その余波でコップは跡形も無く砕け散り、一拍の間の後僕の頭に飛び出した水が降りかかった。
 凄まじ過ぎる。
 これが、狐さんの念だというのか。

「お、お客様! 何事ですか!?」
 再びウエイトレスさんが僕達の所に駆けつけた。
 それどころか、店中の視線が僕達に釘付けになる。
 まずい。
 これで僕も、明日から奇人変人の仲間入りだ!
「ああ、ごめんごめん。
 手品の練習してたら、ちょっと失敗しちゃってね。
 これは迷惑代だ。 取っといてくれ」
 狐さんが札束から三万円を抜き出して、惜しげもなくウエイトレスさんに手渡した。
 手馴れた様子からして、こういうのは初めてではないらしい。

「…どうだい、惚れ直しただろ?」
 狐さんが僕の顔を覗き込む。
 いえ、僕はこれで益々あなたと関わり合いにはならないという決心がつきました。
「見ての通り、俺はこれ以上無い程の強化系。
 そして、それを肉体強化にだけ徹底して練り上げたのが俺の念、
 『不死身の肉体(ナインライヴス)』さ」
 成る程。
 だから、あの殺人鬼の攻撃も通用しなかったし、
 単なるパンチであそこまでの威力が出せたのか。
 まさに化け物。
 まさに怪物。


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