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念を使わせてみよう小説スレッド

1971:2004/12/31(金) 00:34



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 携帯電話が、兄者こと妖滅刺菅(あやめ さすが)の内ポケットの中で振動した。
「俺だ」
 携帯電話を取り出し、誰からの着信か確認してから兄者が電話に出る。
『ああ、兄者?
 さっきウララーから連絡が入ったわ』
「それで、その内容は? 零母那(れもな)」
『Dがどこに向かったのか掴めたらしいわ。
 至急、そこに集合するようにって』
「そうか。
 で、その場所は?」
『富士山樹海よ。
 連中、そこでゲリラ戦をするつもりみたいね。
 どうやら、こっちが思う程馬鹿じゃあないらしいわ』
「ふん。
 そんなに構える事も無かろうよ。
 俺の『殺人技術(ジェノサイダー)』と弟の『殺人奇術(マントラップ)』、
 それにお前の『小波(キリングパルス)』が居て、何の失敗要素がある。
 何より、『一騎当千(コープスダンス)』のウララーまでが出てくるんだぞ?」
 自信というより確信に満ちた表情で、兄者は電話越しのレモナに告げた。
「そうなんだけど…
 何か、嫌な予感がするのよね。
 女の勘ってやつ」
 お前はオカマだろう、と兄者は思ったが、
 うるさくなるだけなので言うのはやめておいた。
「兎に角、富士山樹海でいいんだな。
 すぐに向かうと、ウララーに伝えておいてくれ」
『分かったわ』
 それだけを伝えると、兄者は電話を切った。
「兄者」
 隣で電話のやりとりを聞いていた弟者こと妖滅狭州我(あやめ さすが)が、兄者に声をかける。
「聞いた通りだ、弟者。
 すぐに支度をしろ。
 富士山樹海に出発するぞ」
 背広に腕を通しながら、兄者は弟者にそう告げるのだった。


                〜続く〜


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