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念を使わせてみよう小説スレッド
191
:
1
:2004/12/30(木) 03:44
「499!500…!」
…やった。
500回、達成出来たのだ。
やったぞ!
「うおおおおおおおおおお!」
最後の跳躍の直後、歓喜の声と共に全員が肩を組んで喜び合う。
共に一つの事を成し遂げた友情すら、そこには生まれていたのかもしれない。
「やあ、お疲れ様。
見事だったよ、君達」
青年が、僕とギコの方に歩み寄って手を差し伸べてきた。
「いえ、そんな僕達は…」
照れながら、僕は手を握り返す。
「でもあんた、俺とこいつと息がぴったりって、よく分かったな」
ギコが青年に訊ねた。
「はは、そんなの一目見れば分かるよ。
君達は、本当にそっくりだからね」
青年が笑う。
そっくり。
鏡像。
代用品。
贋作。
模造品。
偽物。
凡そ本物には到達し得ない虚偽。
「で、君達は兄弟か何かなのかな?」
今度は青年僕達に訊ねた。
「いいえ、僕達は…」
「まるっきりの赤の他人だよ。
出会ったのだって今日が初めてだ」
僕の言葉を遮ってギコが答えた。
「ふうむ、それはまたなんとも…」
考え込む青年。
疑問に思うのも無理からぬ事だろうけど。
「…まあ、そういった偶然も世の中にはある、という事なのかもしれないね。
ああそうだ、自己紹介が遅れていた。
僕は山崎渉(やまざき わたる)という」
「僕は、宝擬古です」
「俺は擬古だ」
やっぱり苗字を名乗らないギコ。
そんなに格好悪い苗字か何かなのだろうか。
「二人とも擬古という名前なのか。
これは益々奇妙な偶然だな。
兎も角、次の試験もお互いに頑張ろう」
もう一度手を差し出す山崎渉さん。
僕と擬古は握手をし、軽く会釈した。
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