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念を使わせてみよう小説スレッド
178
:
1
:2004/12/21(火) 01:59
「……!」
外法狐の表情が強張る。
8頭身の表情もまた、外法狐と同じく固いものであった。
「…そいつあ大事だな。
よりによって『妖滅』かよ」
外法狐が呟くように言った。
「そう。
だから仕事にならないって言ったんだよ。
あんな奴らの仕事を横取りするなんて、割りに合わなさ過ぎる」
「だな」
外法狐は軽く横に頭を振る。
「しゃあねえ、地道に他の仕事探すとするか」
外法狐は残念そうに溜息をつきながら立ち上がった。
用件が済んで、帰る事にしたらしい。
「あ、そうだ」
外法狐が思い出したように言った。
「八、そういやお前、あの坊主今何やってるんだ?」
「ああ、あいつか。
悪いけど分からないな。
またいつものように、ふらっとどっか出て行ってそれっきりさ」
8頭身が外法狐にそう返す。
「そうか。
いや、久し振りに顔でも見てやろうと思ったんだけどな」
「向こうは迷惑だろうけどな。
この前といい、もう少しあいつに優しくしてやったらどうなんだい?」
「だってあいつ、『ツルペタ年増女なんか眼中にねえ』とか言うんだぜ?
そりゃ俺だって相応の態度を取らせてもらうさ」
「…君の場合、手加減したつもりでも洒落にならないんだよ。
ま、見かけたらまた教えるさ」
「ああ、頼むよ」
そういい残し、外法狐は8頭身の家を後にした。
@ @ @
「へえっきし!」
ギコがいきなりくしゃみをした。
てかこっち向いてくしゃみなんかすんな。
服にかかったじゃないか。
「うー…
どっかで巨乳ロリ少女が俺の事噂してるな」
「それは無い」
断言出来る。
それは絶対に違う。
「夢の無い事いうなよ〜」
「それは夢だったのか!?」
陳腐な夢だ。
どうせなら年上貧乳お姉さんが噂してるとか、そういう大きな夢を持つべきだろう。
「ま、いいじゃん。 それより急ごうぜ。 もうあんまり時間が無い」
「だね」
残り10分。
急がねば、間に合わない。
「すみません、あの」
僕は公民館の受付の人に声をかけた。
「はい、何でしょう」
そばかす顔の受付嬢さんが、僕に訊ね返す。
「関東裸会の催しはどこですか?」
狐さんのメモ通り、僕はそう言った。
「かしこまりました。
こちらになります」
受付嬢さんが立ち上がり、僕達を案内する。
通路を進んで行き、僕達が辿り着いたのは…
「こちらでございます」
受付嬢さんが一礼して僕達に手で指し示す。
でも、そこにあるのは何の変哲も無いただの壁だった。
「あの、これってただの壁…」
僕がそう言おうとした瞬間、重い音と共に壁の一部が動き出した。
程無くして、壁のあった部分がエレベーターへの入り口へと姿を変える。
「隠し扉、か」
ギコが嘆息する。
まさか、公民館にこんな隠し機能がついていたとは。
ひょっとしたら合体ロボとかも隠されてるんじゃねえだろうな?
「ご検討をお祈りしております」
受付嬢さんが深く頭を下げる。
「あ、ども」
釣られて、僕も会釈を返した。
「んじゃまあ、行こうぜ」
ギコが急かすように僕にそう告げる。
「うん」
僕とギコは、並んで隠しエレベーターの中へと入り込む。
「鬼が出るか邪が出るか…」
エレベーターの入り口が閉まるのを見ながら、僕は小さくそう呟いた。
〜続く〜
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