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念を使わせてみよう小説スレッド
177
:
1
:2004/12/21(火) 01:58
@ @ @
「っくし!」
郊外のあばら家の前で、外法狐は一つくしゃみをした。
「ったく、風邪引いちまったかな。
それともどこぞの馬鹿が、ろくでもねえ噂してくれやがってるか…」
悪態をつきながら、入り口のインターホンを押す。
すぐに家の中からドタドタという音がし、勢い良くドアが開け放たれた。
「1さ〜〜〜ん!!
ようやく僕と君との愛の巣に来てくれたのか〜〜〜い!?」
家から出てきたのは、8頭身だった。
「1さんじゃねえ。
てか1さんがお前の家なんぞに来るか馬鹿。
俺俺俺だよ、俺俺」
呆れたように首を振りつつ、外法狐は8頭身に答える。
「何だ、狐か…」
「何だとは何だ。
せっかくこうして来てやったのに、それが客を迎える態度か」
腕を組んだままふんぞり返る外法狐。
「はいはい、分かりましたよ…」
渋々と言えに外法狐を迎え入れる8頭身。
家の中は、パソコン他あらゆる電子機器とそのケーブル、
そしてお手製の1さん人形で埋め尽くされていた。
常人なら、2秒で退出を願いたくなるような内装である。
「で、何の用?」
8頭身が外法狐に訊ねた。
「仕事が見つからなくてね。
何かおいしそうな情報はあるかい、外法八(げほう はち)」
8頭身の差し出した茶を受け取りつつ、外法狐は言った。
「無い事もないけど…」
8頭身が口ごもる。
「?
何だよ、その間は」
「いや、何と言うか、お勧め出来なくてね。
それでもいい?」
「いいから教えろって。
使える情報かそうでないかは、聞いてからこっちで決める」
外法狐はお茶を飲み干し、床に湯飲みを置いた。
「んじゃ教えるけど…
仕事にはならないと思うよ?」
「分かったから早く言え」
「んとね、フシアナコンツェルンって知ってるよね?」
「ああ、あの日本有数の大企業だろ」
「そう。
そしてその研究チームが、地下魔街(アンダーグラウンド)で
非合法な実験を行ってるっていうのも、言うまでも無いよね?」
「…ああ」
知っているも何も、元々外法狐は地下の出身なのだ。
そういう意味では、8頭身よりもその手の情報には造詣が深い。
「で、その手のプロジェクトの一環として、
最強の生物兵器を創ろうっていう計画があったんだ。
その生物兵器の名は『Dシリーズ』。
でぃのでぃによるでぃの為の生物兵器さ」
「下らねえ。
その上むかっ腹が立つ」
外法狐は嫌悪感を隠そうともしなかった。
生物兵器の開発。
その名の下で、どれ程の非道がなされてきたというのだろうか。
「それで、そのプロジェクトなんだけどね、最近ようやく成果が挙がったらしいんだよ。
いや、成果なんてものじゃない。
成功、それも大成功さ。
そして、それ故そのプロジェクトを行っていた研究所は壊滅した」
「?」
「実験途中、『D』達が暴走してね。
研究員は、その性能を自分達の命を持って実感したって訳さ」
「はん、自業自得だな」
外法狐は吐き捨てるように言った。
その口調には、一切の同情も含まれていない。
「そして最近、その『D』達が地上に上がって来たのが確認されたらしい」
8頭身が外法狐の顔を見据える。
「勿論、まだ公にはなっていないけどね。
それでも事が露見するのは時間の問題だろう。
そうなる前に事態を揉み消すべく、フシアナコンツェルンはおおわらわさ」
「ふん。
つまり、その後始末にハンターが要るって事か」
外法狐が得心したように頷いた。
「いや、さっきも言ったように、この情報は仕事にはならない。
フシアナコンツェルンはもう既にハンターを雇っている」
「へえ。
それでそのハンターは?」
外法狐が8頭身に聞いた。
「『妖滅(あやめ)【彩女】』の、『兇人絶技団(サーカス)』」
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