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念を使わせてみよう小説スレッド
168
:
1
:2004/12/15(水) 00:41
『ハンター試験編』
夕暮れ時の空き地で、僕と狐さんは距離を離して向かい合っていた。
「どうした、かかってこいよ」
狐さんが右手の中指と人差し指で僕を手招きする。
僕は『劣化複製・不死身の肉体(デグラデーションコピー・ナインライヴス)』を発動させたまま、ジリジリと後ろに下がる。
隙が、全く見つからない。
一見無防備に立っているだけなのに、360度どの方向から向かっても返り討ちを喰らいそうだ。
「来ないなら、こっちから行くぞ」
そう言った時には、既に狐さんは僕の間近にまで迫っていた。
速過ぎる。
10メートル以上は離れていた筈なのに、全く近付いて来るのが見えなかった!
「せい!」
掛け声と共に、狐さんが右足でローキックを放った。
「!!」
骨の折れる乾いた音。
今の一撃で、僕の左脚の太もも部分の骨は、完全に粉砕されてしまった。
「がはッ…!」
それだけでは狐さんの攻撃は止まらない。
今度はローキックを放った足を軸にして、中段の前蹴り。
爪先が鳩尾にめり込み、僕は胃液を吐きながらくの字に体を折ってうずくまる。
「痛がる暇があったら反撃しろ!」
狐さんが、倒れた僕の右腕を足で踏みつける。
左足に続き、右腕の骨まであっけなく折られてしまった。
痛い。
無茶苦茶、痛い。
けど、どうって事はない。
偽物の心と体だから、本当の痛みは感じな―――
「!!」
同じように、左腕の骨も踏みつけによってへし折られる。
これでもう、無事なのは右足しか残っていない。
「どうした、逃げないのか?
逃げなきゃ死ぬぞ!?」
踏みしめていた腕から足を離し、狐さんが僕の頭に向かって蹴りを出す。
「うああ!?」
反射的に頭部を仰け反らせ、ギリギリの所でそれをかわした。
ヤバイ。
この人、止めを刺す気だ!
「う、うああああああああああああああああああああああああ!!」
咄嗟に振り返り、何とか逃げようとする。
しかし片脚が折れた状態でマトモに走れる筈もなく、
不様に足を引きずりながら遁走するしか方法が無かった。
勿論、そんなので狐さんから逃げ切れよう訳などない。
「敵が目の前にいるのに、背中を見せて逃げる奴があるか!
闇雲に逃げ出せばいいってもんじゃない!」
あっという間に狐さんに追いつかれる。
後ろから何かが高速で飛来する気配。
恐らく、狐さんがハイキックを繰り出したのだろう。
「―――!」
頭部に叩きつけられる重い衝撃。
そこで、僕の意識は残らず刈り取られるのであった。
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