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念を使わせてみよう小説スレッド
167
:
1
:2004/12/15(水) 00:40
〜二十八話〜
自分は何の為に生まれてきたか。
誰しも一度はこんな事を考えた経験があるだろう。
しかし大抵の場合、この問いに対する答えは無い。
何故なら、生きる事に意味を見出すのは他ならぬ自分自身であり、
誰か他の要因によってもたらされるものではないからだ。
しかし、物事には必ず例外が存在する。
「運命により自分の生きる意味が決定されている」という事象が、
この世には確かに存在したのだ。
今なら、そう確信できる。
それは、まさにこの僕が、運命により自分の存在意義を与えられた者だからだ。
これは自信でも、ましてや自慢でもない。
紛れも無い事実だ。
皮肉な事に、自分自身の生きる意味を見出せなかったこの僕に、
運命は生まれた意味というのを付加していたのだった。
だけど、だからといって別にどうこうなりはしない。
僕は、何も出来やしなかった。
僕には、何も出来なかった。
『ハンター試験』。
成り行き上僕が参加したこの試験で、様々なものが行き交った。
生と死が。
正と負が。
聖と邪が。
是と非が。
血と肉が。
命と魂が。
行き交い衝突し合いせめぎ合い殺し合った。
それでも僕は、何一つ出来やしなかった。
『D』。
常軌を逸した研究の副産物。
狂気的に猟奇的な生物兵器。
『妖滅(あやめ)【彩女】』。
殺す為の理由を自ら放棄した人外。
『外法(げほう)【下方】』の対極。
『外法(げほう)【下方】』に唯一対抗し得る集団。
『外法(げほう)【下方】』が唯一対抗出来る集団。
『兇人絶技団(サーカス)』。
『妖滅(あやめ)【彩女】』の一員であり、選りすぐりの滅殺師達。
『小波(キリングパルス)』、妖滅零母那(あやめ れもな)。
『殺人技術(ジェノサイダー)』、妖滅刺菅(あやめ さすが)。
『殺人奇術(マントラップ)』、妖滅狭州我(あやめ さすが)。
『一騎当千(コープスダンス)』、妖滅裏螺(あやめ うらら)。
外法八(げほう はち)。
『絶対零度の炎(コールドブラッド)』。
情報屋。
八頭身。
外法狐(げほう きつね)。
和服の俺女。
最強の体現者。
殺す為のみ存在する異形。
僕の好きな人。
…そして、擬古(ギコ)と名乗った、あいつ。
僕の原型(オリジナル)。
僕に全く似ていない故に、僕がそっくりである少年。
いずれもが、己が己である為に、戦い屠り殺し合った。
誰もが正しく、誰もが間違っていた。
ただ僕は、それを見ているしか出来なかった。
ならば僕は、せめてあそこであった事を心に刻み続けよう。
一字一句逃さず、記憶しよう。
一分の漏れも無く言い伝える語り部となろう。
これは僕の贖罪であり、罪そのもの。
だからここに、僕は記す。
僕があそこで何を見て、何を感じ、何を想ったのか。
それを今ここに、明かそうと思う。
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