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念を使わせてみよう小説スレッド
158
:
1
:2004/12/08(水) 23:45
「……」
そして、狐さんはそっと僕の首から手を放した。
まだ、僕は生きている。
殺されては、いない。
「…これで、分かっただろう?
俺なんか好きになったって、ろくな事なんてない。
若気のいたりと思って、さっさと忘れちまいな」
狐さんが馬乗りの体勢からゆっくりと体を離し、微笑む。
…この微笑みは偽物だ。
本当は泣きたい筈なのに、無理矢理笑顔を作ってる。
僕にはそれがよく分かる。
僕も、同じ偽物だから。
「…お断り、ですね」
僕のその言葉に、狐さんは目を大きく見開いた。
こんな脅しなんかで、僕の気持ちがどうこう出来ると思っていたのか。
僕はもう、笑ってしまうくらいに狐さんの事が好きになっているというのに。
「馬鹿を言うな!
俺は、君を殺すと言っているんだぞ!」
「それがどうかしましたか?
その程度の恫喝で、僕が引き下がるとでも?
見損なわないで下さい。
僕は、あなたの為なら命を懸けれる」
本心からの、言葉だった。
「君は、死にたいのか!?」
「いいえ、死ぬつもりなんてこれっぽっちもありません。
あなたは何か勘違いをしているようだ。
『命を懸ける』という事は、死を覚悟する事じゃない。
生きる事を恐れず、死と正面きって戦う事だ。
僕は好きな子には嫌がらせをして気を引くタイプですからね。
あなたが僕を殺したいというなら、僕は絶対に殺されてなんかやらない」
本当は、僕が生きるなどおこがましい事なのかもしれない。
色んな人を巻き込んで殺してしまった僕には、生きる資格など無いのかもしれない。
だが、これだけは、どうしても狐さんに伝えたかった。
「僕は死なない。
だから、あなたに僕は殺せない…!」
その時、すっと狐さんの体が動いた。
何をするのか、と考えていると―――
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