[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
念を使わせてみよう小説スレッド
156
:
1
:2004/12/08(水) 23:45
「んじゃあ、そろそろ帰るよ。
じゃあな少年。
多分これで、最後のお別れだ」
お茶を飲み干し、狐さんは立ち上がった。
「!?
最後って、どういう事ですか!?」
僕は慌てて訊ねる。
「言った通りの意味さ。
俺と君とは、もう会わない方がいい」
「だから、どうしてですか!
理由を説明して下さい!」
「どういう事も何も、そういう事。
俺は君とは会わない方がいいし、会いたくない。
そう思っただけの事さ」
あっさりと、狐さんはそう告げた。
「…僕が告白したから、ですか」
「……」
狐さんは何も答えない。
あの時、狐さんにおんぶしてもらってた時も、狐さんは何も答えてはくれなかった。
僕が狐さんを今日呼んだもう一つの理由というのは、その答えを聞かせてもらう為だった。
「…迷惑、だったですか」
「ああ、そうだ」
そうか。
それなら仕方が無い。
好意を持ってない相手から告白されても、気持ち悪いだけだろう。
ましてや僕は偽物。
そんな僕が受け入れられる筈なんて、なかったのだ。
「…ごめんなさい」
僕は謝った。
ここで未練がましく引き下がるなど、醜悪にも程がある。
振られた以上、潔く引き下がるべきだろう。
「君が謝る必要なんて無いよ。
本当は俺が謝るべきだ。
一方的に、もう会わないって我侭言ってるんだからな」
「でも…」
「話はここまでだ。 ここでお別れだ。
後の事は心配しなくていい。
面倒事は、こっちで全部後始末しておくからさ。
じゃあな、少年。
君と友達でいて、楽しかったよ」
狐さんが背中を向け、部屋を出ようとする。
これで、終わりか。
これでもう、この人とは会えなくなってしまうのか。
でも多分その方がいいのかもしれない。
決して想いが伝わる事など無いのなら、いっそ二度と合えなくなる方が諦めがつく。
だけど、それでも僕は―――
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板