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念を使わせてみよう小説スレッド

1411:2004/12/06(月) 00:49

「…おやおや。
 何を言い出すかと思えば、家族を亡くされて錯乱しているようだ」
「…まだ証拠はあります。
 僕が死体人形に襲われて狐さんに助けて貰った次の日、あなたは自動車でなく自転車で学校に来た。
 それは何故か?
 答えは一つ、あのとき狐さんが投げた石で、車を壊されたから。
 街中の修理工場に電話しまっくて調べたんですが、
 あなた自動車を同じくらいの時期に修理に出してますよね?
 修理場の人は、まるで隕石にでも穴を開けられたみたいだ、とも言っていました。
 そして、そんな事が出来るのは、狐さんくらいしかいない」
 狐さん。
 最強の、念使い。
「はは、随分と強引なこじつけだ」
 おとうふ先生は、いや、『冥界の支配者』が笑った。
 しかし、その顔に人のいい生物教師だった頃の面影は無い。
「しらばっくれるのはそこまでにして下さい。
 あなたには、今日、僕がここに一人で来る事まで、
 全部お見通しだったのでしょう?
 だからこそ、僕が狐さんを連れて来ないと分かっていたからこそ、
 あなたは逃げずにここにいる」
 狐さんが来れば、全ては何の問題も無く解決するのだろう。
 だけど、僕はそれでも狐さんに頼る訳にはいかなかった。
 何故なら、これは僕のケジメだから。
 僕がやらなくちゃ、いけない事だから。


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