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念を使わせてみよう小説スレッド
132
:
1
:2004/12/04(土) 01:40
しぇりーちゃん達が部屋を出てから、もう二時間が経過しようとしていた。
まだ、モナカさんを見つけたという連絡は入っていない。
畜生。
僕は、ここでじっとしてるしか出来ないっていうのか!?
「そう恐い顔すんな。
今はあいつらを信じて待とうぜ」
狐さんはそう言うが、落ち着いてなどいられる訳が無い。
もしかしたら、しなくとも、モナカさんは殺されるかもしれないというのに。
それなのに、落ち着いてなどいられるものか。
「はやる気持ちは分かるが、動かないのも勇気だ。
結局、警察じゃあ手がかりの一つも見つからなかったんだろ?
そういう日の悪い時にあくせく動いたって、裏目に出るのが大概さ。
お前に今出来るのは、動くべき時に備えてゆっくり休む。 それだけだ」
それだけしかないのか。
だが、現実として僕に出来る事は今狐さんが言った事で全てだ。
警察では、結局『冥界の支配者』に関する情報は何一つ見つからなかった。
…いや、違う。
何も無かった訳じゃない。
僕はある違和感をそこで感じたんだ。
「……!
忘れてました、狐さん。
あなたに、伝える事があったんです」
「うん?」
そうだ。
何をうっかりしていたのだろう。
これだけは、狐さんに教えなければいけない事だったんじゃないか。
「実は―――」
メキリ
入り口のドアから、軋むような音が聞こえた。
同時に、狐さんが僕を庇うように戦闘の構えを取る。
ノックも無しに強引に部屋に入ろうとする奴なんて、この状況では敵以外に考えられない。
ギイ、という音を立てて、ゆっくりと扉が開く。
そこから姿を現したのは―――
「!!!!!」
僕と狐さんが、顔を引きつらせる。
そんな、まさか。
まさか、本当にこんな事になってしまってしたなんて。
考え得る限り最悪の予想が、的中してしまった。
何で、どうしてこんな事に。
何で、今、僕の目の前で、『彼女』が『こんな姿』になってるんだ…!
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
しゃがれた精気の無い声が、『それ』の口から漏れる。
体のあちこちが腐り、変色しているが、崩れかかっているが、
それでも見間違える筈なんてない。
見覚えのある制服。
見覚えのある体型。
見覚えのある顔。
見間違える訳が無い。
彼女は、彼女は…
「山吹萌奈香(やまぶき もなか)…!」
僕は彼女の名前を呼んだ。
そこに居たのは、確かに『かつてモナカさんだった筈』の存在だった。
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